エコハンター第151回「糖質の取り過ぎには要注意?」

エコハンター第151回「糖質の取り過ぎには要注意?」

ご飯をよ〜く噛んでいると、だんだん甘くなってきますよね。
これは、ご飯の中のデンプンが唾液に含まれる酵素によって分解され、ブドウ糖という単糖に変わったからなんですって。
理科の時間にそんなことを教えてもらった記憶がありますよね。
 
デンプンは、そのままだと分子が大きすぎて、舌の甘みを感じる穴(受容体というんですって)に入らないんです。
だからご飯はよく噛まないと甘くならない。
よく噛んで、ブドウ糖になると分子が小さいので、その甘味を感じる穴にスポッと入って、甘さを感じるのだそうです。
 
私たちは普段、ご飯を甘みを感じるまで噛むことが少ないので、まさかご飯が消化されるとたくさんのブドウ糖を生むなんて気づかずに、食後に甘いケーキを食べてしまったりしますよね。
そうすると糖質の摂り過ぎになって、太ってしまうことが多いのです。
 
以前、小泉武夫さんという農学者で発酵の研究をされている方の講演会を聞きにいったところ、最後の質問のコーナーでお米農家の方が質問されたんです。
「最近の若者は、米が体に悪いなんて言いますが、先生はどう思われますか?」と。
そうしたら小泉さんはこう答えたんですね。
「米でも脂肪でも、何でも摂り過ぎは良くないんです。ご飯にはナメコでもかけて食べるのが一番いい。ナメコには食物繊維がたっぷり含まれていますから」と。
 
そう。食事ってごはんやパン、麺類などの炭水化物だけじゃなく、卵や大豆、肉や魚などのタンパク質や脂質、野菜や海藻に含まれる食物繊維や無機物も摂らないと偏ってしまうものなのです。
しかし、エネルギーが摂れる炭水化物はそれだけで満足しがちなんですよね。
 
朝がパンだけで、昼に具なしのおにぎりを食べて、夜が素うどんだったりすると、ほとんど炭水化物しか取れていないことになりますが、意外と気がつかないんですよね。
 
バランス良い食事のためには、きちんと意識して肉や魚や野菜を取りましょう。
白いご飯は一番美味しいけど、上に納豆をかければきちんとタンパク質も補えます。
食後にケーキが食べたい時は、前もってご飯を食べる量を減らしておくのも手かもしれません。
 
 
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