Archive for 7月 27th, 2015

与謝野晶子が好き。

おはようドグ~!

 

ドグ子、けっこう趣味が渋くて

石川啄木とか、与謝野晶子が好きなんだドグけど

 

二人とも中学・高校の教科書に出てくるような人だから

堅いイメージあるけど

正直、

破天荒すぎて「こんなの教科書に載せていいの!?」

って思うレベルなんだドグ~。

 

石川啄木は岩手県の渋民村で育ったんだドグ。

のどかな村で育ったのに

16歳の時にストライキを起こして学校の教員を大異動させるなど、

よく言えば画期的な、悪く言えばヤバイ子だったドグ。

 

それで、自分が教員になってからも校長排斥のストライキを起こして

村が騒然となり、追われるように北海道へ逃げていくんだドグ……。

それが22歳。啄木の人生は巻きが早いドグ。

 

だから啄木が

 

東海の小島の磯の白砂に

われ泣きぬれて

蟹とたはむる

 

とか

 

やわらかに柳あおめる 

北上の 岸辺目に見ゆ 

泣けと如くに

 

って歌っていたのは、函館の家に帰ると母親と関係が悪い

嫁がぐじぐじしていて嫌でしょうがなくて、

海を見ても柳の木を見ても、故郷が恋しくてしょうがなかったんだドグ。。。

 

そんな啄木が憧れていたのが、同人『明星』の与謝野鉄幹・晶子夫婦。

時代の新星と言われ、イケイケドンドンな夫婦に啄木も憧れて

明星に作品を載せるも、華やかだった明星の舞台裏は火の車。

晶子は薪も買えず、銭湯のお金にも困り、生まれた長男に着せる産着も

風呂敷を縫い合わせて作るなど、すっごい勢いある貧乏暮らしになったんだドグ。

だけど、晶子の歌は貧乏ではなかったんだドグ。

 

髪にさせばかくやくと射る夏の日や 

王者の花のこがねひぐるま

 

この勢いで晶子は鉄幹の間にどんどん子をもうけ、

歌集も2冊出し、先妻との離婚も折り合いがついて

鉄幹・晶子は正式に結婚。

この時鉄幹は29歳、晶子24歳。

晶子の人生も巻きが早いんだドグ。

 

明星での晶子の人気が不動のものになればなるほど、

今度は

 

アーティスト同士で結婚した夫婦の、

「嫁ばかりが売れて俺は売れない」という軋轢に苦しむようになったドグ!

 

鉄幹は自虐的になり、自分を「与謝野晶子内校正係」と名乗ったり、

晶子が仕事をしている間、黙って

庭で蟻を叩き潰すように……。

 

「このままじゃうちの人、マジやばくなるわ」

と、晶子が思ったかどうかはわかりませんが、

晶子は鉄幹を再生させるつもりでフランスへ送ったんだドグ。

 

フランス行きの旅費を稼ぐために

自分の歌を百首書いて金屏風にして売りさばいたんだドグ。

そして鉄幹に「フランス最高! お前もおいでYO~!」

 

と? 言われた晶子は自分の旅費を工面するために

『新訳源氏物語』の訳を急いで鉄幹の元に飛び込んでいったんだドグ~!

 

鉄幹は、昭和10年に肺炎がもとで亡くなるドグ。

晶子は鉄幹を看取り、『新訳源氏物語』を完成させた後、

脳溢血で倒れ、2年後に亡くなったんだドグ~。

 

鉄幹との間に11人の子をもうけ、育て上げた晶子。

この勢いは、どこから来るものだったのか。

やはり、鉄幹を恋い慕う気持ちが、晶子を走り続けさせたんだドグね。

 

やわ肌の あつき血潮にふれも見で 

さびしからずや 道を説く君    

 

by 与謝野晶子

 

 

参考 『時代に咲いた花』 清水和子著 ノートルモンド社

『一握の砂・悲しき玩具』 石川啄木 新潮文庫

『みだれ髪』 与謝野晶子 新潮文庫 ※青空文庫でも読めるドグ~!