育児日記

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第62回 怪我の功名。

先日、二泊三日で東京に行き、友達の家に泊まったのですが。
東京の友達は現在、元・レスラーのお兄ちゃんと同居をしていたのでした。
お宅にお邪魔したらババーンとガタイのいい、お兄ちゃんが…!
お兄ちゃんの凄すごいところは現在までに、
二千八百針を縫うケガをしてきたところです。二千八百針。半端ねえ…。

しかも0歳の時にベビーベッドで眠りから覚め、
「俺はこんなところに収まっている人間じゃねえ!」
とベッドから脱出しようとした折、
腕をベッドの柵に巻き込まれたまま転落したため、
0歳児なのに腕を「複雑骨折」したという
半端ない人生の幕開けをしていたのでした。

友達のお兄ちゃんの話を聞いていると、
「人間って、結構丈夫なものなんだな…」と思えてくる。

だって普通、赤ちゃんが複雑骨折なんかしてたら親、
どうしたらいいんだか泡吹いて倒れるッスよ。
このお兄ちゃん、五歳までアメリカで育ち、出生の時点で既にビッグなのですが、
アメリカには庭付きプールがあるじゃないですか。
お兄ちゃんは親が目を離した隙に、「複雑骨折してる」と思いきや、
今度はプールに「五分間沈んで」救急車で運ばれたりしたのだそうです。
大丈夫なのか? 
今生きてるってことは、プールに沈んでても無事に助かったんだろうけども。
本人曰いわく、「九死に一生を得るどころか、四十五死に五生ぐらい得ている」
だそうで。打率としてはいいのか悪いのか全くわかりません。

その後お兄ちゃんはレスラーになり、デビューする前に首の骨を骨折して辞めた。(おいおい)
一体、どんな人生なんだと思いますが、
人って首の骨を折っても元気でやっていけるんだなあって。
つくづく感心しました。現在、お兄ちゃんはあまりにもたくさんのケガをし、
治療を受けてきたのでいつの間にか、
自分でも人を癒いやすことができるようになってしまったそうです。
気功師になってしまったのです。

試しにその気功治療を受けてみたら半端なかったス。
さすが、人並み外れてケガをしてきた人ですよ!
私には整体をやってる友達がもう一人いるのですが、
彼女は朝一番に庭に生えてる木の前に行って気功を練るんですよ。
普通の気功師はそうやって「気」を、木から取り入れるのだけど、
お兄ちゃんのは違うのでした。
「日光とか宇宙のエネルギーを木が吸収して蓄えてるのを、
気として取り入れる充電式の気功なんだが。
俺のは違う。俺のは、宇宙から直接取り入れるから、電池切れがない!」
マジっすか!
太陽のエネルギーは熱と光。そのエネルギーをお兄ちゃんは直接、
取り入れることができるのだそうです。

これはケガの功名です。あと、「複雑骨折をしても無事生きていける」と思うと、
最近階段から自ら落ちようとしている男の子の母親としては、
すごく、安心できるのでした。

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