何ヶ月ぶりかに、雪が解けて近所を散歩しました。
昨年の春には、わが家に「歩いて地球に木を植える」アースウォーカーの中渓さん一家がうちの庭の竪穴式住居横に、植樹をしにいらしたのだが。その時、一緒に日本を縦断していた奥さんと息子さんの一心くんのことを急に思い出したのだ。
だって一心くん、うちに来た時、一歳だったから。
家族と途中で中渓さんの活動に感動してついて来た若者3人(その後どんどん増えていったらしい)を連れて。
歩いて一年をかけて北海道から沖縄まで植樹していった中渓さんを見た後、歩くことってなんだか面白いと思った。
ケンさんも、「本当は歩けば一番体にいいのはわかってるんだばって、その時間がねえはんで朝晩筋トレすんず」と言っている。
中渓さん達が歩いていると、それを見た人たちが感動して缶ジュースをたくさん持たせてくれるという。
ある町では、「あんたら、格好いいモノ見せてやる!」とおばあちゃんに言われ、ついて行くと
「ホレ!」と、
並々と注がれた牛乳を丼で出されたそうだ。(格好いい……)
最近、マペ太郎がもう10歩ぐらいも歩くようになって、バランスをとるためなのか、なんなのか。おばあちゃんの目薬を1個ずつ両手に持って、腕を上げ笑いながらトコトコと歩いてくる様を見ると。歩くことってこんなにすごいことだったっけ?と、ジーンとして泣き笑いしそうになってしまう。
何故だか私は、歩いてくる人に弱いらしい。