子どもを産んでからというもの、
商品裏の成分表示というのをよく見るようになったのですが、
どの成分がどういう効果と効果以外のものをもたらすんだか
非常に気になる私です。
わからない成分も多すぎ、また
知らないことも多すぎて。
何が正しくて何が正しくないのかと
迷うときにいつも思います。
「だいだらぼっちがいたらいいのに!」
だいだらぼっち……。あの、山の神様のことなんですが。
するとケンさん。
「だいだらぼっちっきゃ、いるや。居場所知らねんずな?」
……!?
「ひょっとして、裏の畑の……?」
「…居場所も知ってるくせに、まだ見てねんずな?」
(マジで!?)
「あそこの神社っきゃ、だいだらぼっちもいるしトトロもいるし
かさこ地蔵も全部で五体揃っちゅうや?」
「ちょっと、集まりすぎなんじゃないの!?」
「わ(俺)も、そこから来た。」
(ケンさん……!?)
ちなみにその神社。
化学物質過敏症の子どもを持ってしまったせいか
できるかぎり化学物質を含まない商品を使いたいと思っているのですが
「身体で試すより、他がない」のが実情です。
赤ちゃんの肌は大人の半分の厚さしかないので、
その赤ちゃんでも平気なものは、かなりの
安全性が期待できるのですが。
界面活性剤とか下手な勉強をしてしまうと、
どの製品も疑ってかかるようになってしまい
買い物の最中に「むー」とか唸る時間が増えたッス。
唸ってるとケンさんが言いました。
「…頭のいいヤツは頭を使って得することができるばって、
中途半端な頭のヤツが頭使えば、ソンするや?」
「………えええっっ。そ、損、だよね……え?」
「バカは何も考えねくていいから損もさねんず。
中途半端が一番、損だんず。」
考えるだけムダってことなのか……、それとも
本当の意味で賢くなれということなの?
何にせよ、私の知識は浅い浅い。
なのでそうそう公共の場でものを語る資格も持っちゃ
いないんであるが、自分にとっての真実は
自分の体験を通してわかったことだけであり、
せめてそういうことだけ語ろうと思っているのだが
根が単純なだけに本とか読むとそのまま信じてしまうのが私の難点だ。
ちなみにこれを考えるきっかけになったのが、
アナウンサーの今泉清保さんから聞いた
「普通の石けんでも排水溝のぬめりが消える」
という新事実(私にとって)で。
昔、中和法で作った石けんで食器を洗ってた時は
排水溝のぬめりが消えるなんて事はなかったのだが、
けん化法の無添加石けんで泡立てて食器を洗ったら、
本当にぬめりが消えたり、排水溝の銀色の部分が
ピカピカになったりしたのだ。
最初私はどう考えても「ぬめりが消える」っていうのは
最近使ってたEM石けんのEMによって
排水溝のぬめりをEM(有用微生物群)が分解したのだと思っていたので、
普通の石けんでぬめりが消えるっていうのには本当にびっくり驚いた。
無添加石けんで排水溝がピカピカに……!
無添加石けんだけでもいけたのか……! と。
まあ、そういうわけでEM石けんのEMが本当に働いているかどうかは
わからなくなってしまったのだが。
EM関連商品はEM入りトイレットペーパーとかもあって、
EM界ではとにかく下水に流れるものはEM入れると
環境によいとされている。
そんで、昔から県内でEMに取り組んでいる人が
そう教えてくれたこともあって、
私の中でEMは「入ってた方がいい」ものだったのだが、
もう少し、せめて人に説明ができるくらいは
勉強をする余地がある。
今泉さんから色々とお話しを伺って、
両方疑ってかかることは大事。というキーワードを頂いた。
(私の場合一応物書きなんだから、もっともだ……。)
あまり疑う事を知らない私であるから、池
田大作の本とか読んだら普通に
創価学会入っちゃいそうだもんなあ……。
「創価学会入ろうかなあ~」と呟いて
久しぶりにケンさんを驚かせたのは、先週のことである。
(冗談なんだけどね……)
そういう私に本当にこの世のいいか悪いかを、
朴訥なまでに簡単に指し示してくれる誰か、そう。
だいだらぼっちが
いたらいいのになあと思うのだ。
夜の神社。(だいだらぼっちがいるらしい。)