エコハンターの目にはあらゆるものが資源として
映ってしまうのです。
エコハンター第2回「ひょっとして何かの燃料になり得るのではないか…?」
3月11日の大震災でも停電しなかった六本木ヒルズは、
自家発電設備のあるビルとして、震災以降注目を集めたわけですが。
青森県の工業地帯である八戸市には、
自家発電の設備を持った工場が意外とたくさんあるのです。
八戸市の八戸セメント株式会社は、火力発電設備のある工場です。
「燃えるものはなんでも燃料に!」という、火力発電で電気を生み出し、
その生み出した電気でセメント工場の電力を補うという、画期的な工場です。
間伐材や廃材ど、燃えるものなら何でも火力発電の燃料になると聞くと、
その辺に落ちてるゴミでも「ひょっとして何かの燃料になり得るのではないか…?」という目で見てしまいますね。
私が今、燃料として特に注目しているのが、庭木の剪定枝なんですね。
枝なんて乾燥させれば、薪ストーブの薪になると思うんですよ。
今の時代は薪ストーブなんて滅多に使いませんから、もったいないとは思えないかもしれませんが。
あの大震災の時に石油ストーブが停電で点かず、寒さに震えた我々ですから。
今後は大震災に備えて薪ストーブを購入し、剪定枝を乾燥させておくのも一つの手かもしれません。
だって庭木はゴミに出したら、ただのゴミなんですもの。
庭木の枝は燃えるゴミの日に出されるのですが、
すごく「燃えにくそうな体裁」で出されているのが気になるのです。
葉っぱは生ものじゃないですか。生ゴミは70%以上が水分だといいます。
そんな水気のあるものを燃やすって大変だと思うんですよ。
葉っぱのついた木は、できることなら天日で乾燥させてから出して欲しいなと思うんです。
乾燥させてから出せば、それこそ燃料として他のゴミを燃やすのに役に立ってくれそうです。
エコハンターとしては湿気たっぷりで燃えにくそうな草や葉っぱが
ゴミ袋に詰められている様を見ると、すごくもったいなく感じるのです。
あの草、積んで藁を混ぜれば堆肥になるのになあ…と。
堆肥を作ったら肥料代が浮くじゃないですか。
生活のあらゆるものを資源として見てみると、
色々なところで得をする人も出てくるんじゃないかと思うのです。
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