エコハンター第5回「ストーンサークルを作ってます」

 
エコハンター第5回「ストーンサークルを作ってます」
 
エコロジカルな時代として注目を集めているのが、リサイクルが徹底されていた江戸時代と、そもそもリサイクルする必要がないくらいに自然素材そのものを使って暮らしていた縄文時代なのですが。
自然素材のすごいところは、放っておけば土に還ることだと思うのです。
 
縄文人の残したものは、貝塚の貝、縄文土器、土偶、石ぐらいです。
縄文土器も土と砂を使って火で焼かれたものですから、現代の我々の暮らしのように「これ、どうやったら土に還るの?」という素材はなかったであろうと思われます。
 
その「土に還る」という魅力に取りつかれた私が2008年に自宅の畑に建設したのが、自家用の竪穴式住居でした。
竪穴式住居のすごいところは、材料のすべてが自然に還るところです。
材料は杉の柱4本、棒掛けの棒100本、杉の皮付きの板400枚。
屋根材を葺くのに使用した釘以外はすべて自然に還る素材でできています。
 
2011年、私はよりいっそう自然に還る素材…というよりも、自然そのものの素材で外ヶ浜町に、ストーンサークルを建てることになりました!
ストーンサークルとは、約4000年前〜3000年前に縄文人が川原から石を運んでデザインした環状の列石です。
その造形は美しく、秋田県の大湯ストーンサークルなどが有名です。
「一体、どうやったらあの造形美を超えることができるのか…」と、大湯ストーンサークルが造られてから4000年も経つのに、誰もそのデザイン性を超えられないことに疑問を感じていた私は、長野県でストーンサークルを黙々と作り続けているアーティスト・杉原信幸さんに出会ったのです。
 
「杉原さん、青森に来て一緒にストーンサークルを造らない? 世界最古の土器が出土した外ヶ浜を、石で特別な場所にして欲しいの!」
そう勧誘し、現在。 青森県と外ヶ浜町の多大なる協力のもとに、外ヶ浜町の大山ふるさと資料館(旧大山小学校)前に、半永久的に常設するストーンサークルを縄文人のように川原から石を拾って造っています。
 
10月8日までは杉原さんが毎日製作に当たり、10月9日にストーンサークルの完成式を行います。私のブログでストーンサークルの製作日記を公開しているので、どうぞのぞいてみてくださいね!
 
 
※※※この画像(記事は)は、陸奥新報社提供です。無断転載はできません。※※※