エコハンター第60回 「わ、自分がくせじゃ・・・」
実を言うと、ここ4ヶ月間私は家族に内緒で人体実験を行っていたのです。
その内容は「食事で摂る油に気をつける」という、
非常に地味な実験だったのですが、
たったの4ヶ月間で成果がみるみる上がってきたのでご報告したいと思います!
永田良隆著の『油を断てばアトピーはここまで治る』(三笠書房)と、
伊達友美著の『たまった脂は油で流せ! 油摂りダイエット』(ワニブックス)は、
一見まるっきり逆のことを言っているように思えますが、
中身を読むと「体に悪い油を摂ってはいけない、体に良い油(α-リノレン酸)を含む魚を食べよう」という、
非常にシンプルなことを両方の本が語っているのです。
何度も揚げ物に使った酸化した天ぷら油や、元は液体の植物油に化学的な処理を施して固めた
マーガリンやショートニングなどを避け、果ては油の絞り方にまで着目し、
「コールドプレス」や「圧搾」と書かれた油を選ぶようにして4ヶ月……。
更に、外食時に避けられない揚げ物(フライドポテトや唐揚げなど)を
食べる時はごく少量を食べ、野菜を摂るようにし、
とんかつは衣を剥いて食べるなどの努力を続けてきました。(やりすぎか…)
下関市立中央病院でアトピー性皮膚炎の患者さん1万人以上を
食事療法で治癒してきた永田良隆先生は言います。
「アトピーは、消化しきれなかった食べ物が皮膚に吹き出したもの。
(中略)ではなぜ、いままでの除去食では解決しなかったのでしょうか?
それは、消化しきれない食べ物の代表は、いままで見逃されていた『植物油』だったからです。」
そういえば、アレルギーで「牛乳と卵と大豆」に気をつけている人はたくさんいますが、
植物油に気をつけている人なんてそうそういませんよね。
油は少しでも高いカロリーを持っています。
そんな油が安く手に入る現代人は食い過ぎになりやすいんですね。
食い過ぎて病気にまでなっちゃうんですから、時には節制する必要もあるのかもしれません。
4ヶ月間の実験でなんと、
鼻のきかない種族であるケンさんと私の、アレルギー性鼻炎が改善されました。
ケンさんは、生まれて初めて自分の身体を臭いと感じたそうです。
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