エコハンター第8回「道にどじょう」

エコハンター第8回「道にどじょう」
 
先日、近所を散歩していたら、道路にどじょうが散らばっているのを見て、びっくりしました。
「一体、なぜ…?」
 
そう思ってよくよく観察してみたところ、どうやら稲刈りのシーズンなのでコンバインが田んぼに入り、田んぼの土をタイヤに付けたまま道路に出て、その土の中にいたどじょうが散らばった…と推理しました。
どじょうは、田んぼの中にいたのだと…。
とんびや鷹がどじょうを狙って、捕まえたけど3回連続で落としていった説も考えたのですが、どうやらコンバイン説の方が有力なようです。
 
私の暮らしている平川市では、減農薬のクリーンライスに取り組んでいる農家の方々が多く、驚くことに、この取り組みと同時進行して、わが家の周りには下水道に様々な生きものが溢れかえるようになったのです。
 
7年ほど前は、川で生きものを網で掬おうとしても、ろくな生きものがかからなかったのですが。
年々、メダカが泳ぐようになり、アメンボがすいすいと水上を歩き、オタマジャクシが泳ぎ、タニシが繁殖し、今ではザリガニも捕れるようになりました。
減農薬の効果がここまで現れるだなんて。
恐らく、田んぼの中はどじょうだらけなのでしょう。
 
昨年は田んぼでホタルを捕まえたと、子ども達が捕まえたホタルを瓶に入れて見せてくれました。
農法は、突然に変えることはできないものだと思うのですが、少しずつできる範囲で農薬を減らしていけば、田んぼの生きもの達にとって棲み心地が良くなることうけ合いです。
 
ただいま田んぼには、田んぼに刺した縦棒に短い横棒を掛けて、稲藁を交互に積んで干す「棒掛け」や、横に渡した棒に稲を掛けて乾かす「はざ掛け」の景色が広がっています。
これは太陽の熱と風によって稲を乾かす、昔ながらの自然乾燥の方法なのです。
わが家では自分の家で食べるお米は棒掛けにして干し、脱穀するのですが。
そうするととにかくお米が瑞々しくて美味しいのです。
 
少しだけ苦労をして減農薬にして、自然乾燥にして。そうするとお米は、味で答えてくれるのです。
 
 
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