ドグ子は、若い頃仙台の外来語専門学校(2年で卒業)に行って、
	将来はオーストラリアで保母さんをするのが夢だったんだドグ。
	
	それなのに、
	親の反対にあい、
	私立の4年制大学に行ってミステリーハンターを目指すうちに、
	就いた職業は板前だったんだドグ。
	
	正直、そこの板場に就職しなかったら、
	物書きにはなれなかったなって思うドグ。
	女子なのに板場。
	しかも、いる人全員のキャラが濃いという空間に置かれて、
	「なんでこんな目に遭うドグ~!?」
	
	と、困ってなかったらきっと
	物書きにはなれなかったんだドグ。
	困り……それは、物書きにおいてなくてはならない
	エネルギードグ。。
	
	困りがなかったら、書かなくても済むんじゃないかって思うドグ。
	
	それで、エネルギーについてなんだドグけど、
	ドグ子は大学入学当初、
	入りたくもない大学に入ったので相当、
	エネルギーを無駄にしたんだドグ。
	
	嫌いなことに使うエネルギーほど無駄なものはないドグ。
	嫌を打ち消すのに、相当量のエネルギーを注ぐよりは、
	好きに普通に、エネルギーを注いだ方が結果はいいドグ。
	
	今から未来を予想することって
	なかなかできないけど、
	過去に起きた出来事を、「こうだったからではないか?」
	と検証することはできるじゃないドグか。
	
	何十年も生きてから、若い頃に起こったことを
	「どうして起こっていたのか?」
	と読み解くと、面白いぐらいにその
	「本当の自分」が求めていたものがわかるドグ。
	
	「ああ~、板場で体を壊したのは、やっぱり
	自己表現の道に行きたかったからなんだドグね……」
	
	って、後からなら言ってあげられるんだドグ。
	
	それを言うと、嫌いな大学に行ってなぜか面白い板場に就職したのも、
	
	「ああ~、物書きになるために天が用意してくれた
	奇跡の店だったんだドグね……職場の先輩に元・全日本女子プロレスの人も
	いたドグし」
	
	って、思うんだドグ。
	
	全日本女子プロレスにいた先輩は、
	女子プロにいる間、練習がきつくて、きつくて、
	ずっと居酒屋の店員に憧れていたんだドグって。
	
	そして、女子プロの後輩だった子は、
	「あたし、スーパーでレジ打ちできる女になりたい」
	って、憧れていたんだそうドグ。
	
	
	どこがゴールかなんて、わからないから。
	できるだけ、気持ちよくエネルギーを注げるように
	生きたいドグ~☆(*^-^*)