よしもとばななさんの「王国」という三部作を読むと、サボテンがそれまでとは全然違う存在に思えてならなくなる。
サボテンを、それはそれは大切に育てている主人公の心に共感して物語に引き込まれていくせいだ。
この小説を読んだ後に夜越山の森林公園でサボテンを見ると、本当にすごい。ばななさんが「王国」というタイトルを見つけたのは、こんなに素晴らしいサボテンの生きる世界を見たからなんじゃなかろうかと、思ってしまう。
巨大で、寡黙で、神々しいサボテンたち。
帰りに平内でホタテ買って帰った。料理するときビコビコ動いててびっくりした。