この夏、着物作家のやまもとゆみさんと写真家のわだりかさん、小宮山裕介さん、
アクセサリー作家の伊沢まこちんと回った東北のこけし取材が、
本という形になったのを観て、なんだかすごく感動してしまいました……。
乙女の玉手箱シリーズ「こけし」は、今まで出版されたどんなこけし本よりも、
読み応えあり、愛でる気持ちあり、可愛さありのこけし本で、何よりも東北の息吹を感じます。
私は、本当にその場で感じた空気と、
工人さんの言葉からの感じるものを忠実に書きました。
本当に書けて良かったです!
発売後、津軽こけし館へ行くと阿保六知秀さんがこけし作りの実演をされていて、
「阿保さん、お世話になりました!」と言うと、
「この本、写真もいいし、読むところがいっぱいあっていいね。今までの本の中で一番だよ」
と言ってくださって。本当にありがたいと思いました。
阿保さんは25年前に結成したこけし工人の会「美轆会」(みろくかい)のことを思って、
みんながこの25年の間に成長したんだなあと、感慨深く語ってくださいました。
その当時若手だった阿保さんは、今年、内閣総理大臣賞を受賞されました。
ずっとこけしを見つめて来た工人の皆さんの思いを、
この本を通じてお伝えできたら、本当に嬉しいです。
お世話になったグラフィック社の山本尚子さん、
そして書き手にと声をかけてくださったやまもとゆみさん。
心よりありがとうございました!
山田スイッチ(^-^)
この本は本屋さんで手に入るのでしょうか?
はい! 発売になりましたので、書店さんで探して見て下さい~!