明日の土曜日は、八甲田ホテルで開催の
ゆきのまち幻想文学賞の受賞パーティに
潜入してきます!
なんと、漫画家の萩尾望都さんやエッセイストの乳井昌史さんが毎年、この賞の審査をし、
しかもご本人みずから受賞式にいらっしゃるんですよー。
毎年、毎年、
今年も会えなかった~会えなかった~会えなかった~いぇい……と
つぶやいていましたが、今年は、師匠も小学生になったことだし、
マペ次郎を実家に預けて、いざ漫画界の至宝・萩尾望都先生に会いにいかん! と
思い切ったわけです。
萩尾先生、最近はプルトニウムを擬人化したプルート夫人という
過激な著作も出されていて、そのエネルギーに驚かされます。タイトルも「なのはな」だもの。
この本は今年の3月11日に発売されました。
原子力の問題は、ようやく普通の人でもプルトニウムって何なのかとか
そういった基本的なことを知ることができる世の中になりました。
今まではあまりにも知らされなすぎたのだと思う。
そういった基本的なこと、原発の抱える矛盾すべてを物語に変えてしまう
萩尾先生。
複雑な半減期もわかりやすく漫画にされていて、
やっぱり萩尾先生って、理系の能力高いなあって思う。
「11人いる!」とか、超SFで面白い。昔の少女漫画って、ここまで
複雑な設定だったのかと唸らされました。
萩尾望都先生といえば、私の中では「マージナル」という作品が印象的で。
女性が一人もいなくなった世の中で、唯一子どもを産むことができる
「マザー」という存在を漫画で見た時、
すんごいショックを受けましたね……。
あの絵は、忘れられないです。
しかも家にはなぜか、「マージナル」のサウンドトラックCDがあって、
その世界観がバッハのマタイ受難曲そっくりだったのを覚えています。
あの世界観に、小学校の時に触れたのは
本当に奇妙な体験で、忘れられないのです。