初女さんへ

佐藤初女さんが、逝かれましたね。
94歳でした。
 
初女さんが亡くなられた日、私は飛行機から雲の上の空を観ていました。
太陽に照らされて、薔薇色に輝く雲が薄く伸びた水色の空に映えて、とてもきれいでした。
飛行機が雲に潜ると、その浄土のような世界も隠れてしまいましたが、
太陽はいつも、雲の上にいるのです。
 
初女さんが隠れられても、いなくなった気がしないのは
きっと、雲の上の太陽のように空を薔薇色に染め、
燦々と光を注いでいるからでしょう。
初女さんには、その存在からたくさんのことを教わりました。
 
雲間から太陽が出て、
外の世界を今、照らしだしています。
今日も、ごはんを作ろう。
美味しい自分の、ごはんを作ろう。
 
山田スイッチ