ふおおお。
ボランティアを二つ掛け持っているので、
ときおり目まぐるしく忙しい状態になるのですが
なんでそんなことするのかっていうと
「なんか知らんけどやんなきゃいけんような気がする」
だけなんですね。
やらなくてもいいことを、
どうしてもやらきゃいかんような気になるっていうのは
おかしなことですけど。
よく考えたら誰も、
恋愛をするときに誰も好き好んで
しんどいめを見たいとか、
自分の時間を失いたいとか
思わなくても好き好んでしんどいめを見たり、
自分の時間を削ってでも尽くしたいとか
思うものなので。
(男の人は思わないか…。)
「何か知らんけどやんなきゃいけん気がする」っていうのは、
すっごくその人のことが
好きっていう
ことなんだな、って。
今更ながら思いました。
12日の晩、
初めて倉庫の取材じゃなくて「作業」の方にまわって、
何も考えずに黙々と掃除をしてたら
すごいものがあふれてきた。
実際に、ワッキーさんの結婚を祝う小さな式が
倉庫で行われたからかもしれないんだけど
(作業着にヴェールを被った花嫁さんが、ほんとうに素敵でした。)
仕事から帰る途中、
川を渡る真っ直ぐの橋を車で走っていたら、
車と私の体が一体化するような感覚に陥り、
自分がすごい勢いで夜の橋を駆けていくのを感じて
それはちょっと運転を間違えば死ぬんだなっていう怖さにも似て
夜の星空と川面と今見ている景色が今しか見れないものなんだと思ったら
走りながら、
「師匠~!!!!」
と、私の息子にストレイト・トゥ・ゴー。
集中力が戻ってきた。
一つ一つが大切な瞬間なんだということが
やっと戻ってきた。
なんでか二週間単位で失ったり戻ってきたりを
繰り返すのだけど。
たくさんお盆に料理を載せすぎるとついうっかり、
まとめて全部放り投げたくなっちゃうけども。
「一つ一つを、美味しく食べましょう。」
焦らない。
全ての景色が今、一瞬一瞬しか見ることのできない景色。
子供の寝姿も倉庫の花嫁も。
砂埃も綿ゴミも。
掃き清められていく廊下。
次までどのくらい集中力が持つかわからないけど
今は何だかものすごく、
気持ちいいのです。