画像は、佐藤初女さんから頂いた「ゴン太のお母さん」という絵本です。
作者は、セントロザリー さん。六甲出版から出されている本です。
ゴン太のお母さんは死んでしまったことに、幼いゴン太は気づきません。そして、お母さんを探す旅に出ます。そして、たくさんの優しい動物たちに出会い、励まされ。お母さんを探し続けますが、海に引き込まれ死にかけてしまいます。
そこへ、ゴン太のお母さんが現れて言うのです。
「心配してくださった三太君の心も、やさしい目ではげましてくださったリスさんの心も、いのちを救ってくださったぞうさんの心も、みんな、お母さんの心と同じなのですよ。」
中略
「ゴン太の涙も、お母さんの涙も、山のみんなの涙も同じなのですよ。一つの涙、一つの心、その中でみんな生きているのだから、お母さんが見えなくても、いつもお母さんは、ゴン太と共に生きていますよ。
さあ、一つの心を持って、みんなの待っている山へお帰り。」
中略
山へ帰ったゴン太は、「一つの心、一つの心。」と、つぶやきながら、毎日、いい子にしているのです。