最近よく思うこと。
ウェブに無限の可能性。
というフレーズが、急に「ウェブに無限の可能性があるよね」と、
実感を伴って感じられてきたのです。
「今頃!?」
と、驚かれるかもしれませんが。
先日のラジオで、弘前大学の十代の女の子と話す機会があったのですが。
その話の中で、こんなことを語ったんでした。
「十代だと、なにかにならなきゃとかって、焦ったりするじゃん?」
「はい、そうなりますね…」
「でもさ、本当はならなくても何でもやれるんだよね。
ほら、パン屋になれなきゃパンを焼けないって思っちゃうけど、
別にパン屋にならなくてもパンを焼きたかったら、小麦粉買ってきて焼けばいいわけじゃん?」
「ああ、確かに……わかりやすい!」
「ほら、私。基本が『中学生にもわかりやすい』が売りだから。(笑)
それで、パンを毎日焼いていたら、その子はもうパン屋さんなわけですよ。
なりたいものになるってのは、やりたいことをやるってことで。
やるのが1番大変なんだから。
だから「なる、ならない」で
悩む必要は、何もないんだよね。」
それで、そこから考えるに。
今インターネットが普及した社会で、表現者はウェブという場所を得たわけだから、
出せるものは毎日出せちゃうわけなんだから。
リポーターになりたいのだって、どっかにいって勝手にリポートしてyoutubeにあげちゃえば
いいんだからさ。
本当に、ウェブには無限の可能性があるなあ~! って、思ったわけです。
こういう、十代、二十代、三十代の悩みがスコーンと抜けていったのは、
田口ランディさんの『馬鹿な男ほど愛おしい』
を読んでからなんだけど。
この本のおかげでなんていうか、
「あ、悩む必要はないんだ! ~したいじゃなくて、~するって言えばいいんだ~!」と、
スッと、思ったんですよ。
「~したい」は「~死体」に聞こえる…というコラムを読んでから。
だけど、いつも悩んでて身が重くなってる友達にこの本を貸したら、
「なんか、自分のことを責められているみたいで読んでてツライ…」と言われて、
ああ…この人は、悩んでる自分が好きで、ずーっと悩んでいたいんだなあ…と
思ったこともあります。
それぐらい、痛いところを突いてくるのですよ。
自分がどんな生き方をしているかを知るためにも、もってこいなコラム集。
爽快な読後感があります。
馬鹿な男ほど愛おしい/田口 ランディ
¥1,470
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四十代か、それ以上の悩みというか。
「人は必ず死ぬのに何故生きるのか」という、生きる問題の新しい答えを
ランディさんはここ数年「そんなに簡単に答えを出していいのかな?」って
探していたんだと思う。
その「新しい答え」がもう、出た!!って思ったのは、
新刊『生きなおすのにもってこいの日』を読んでから。
この本は、スッコーンと抜けているのです。
ここ数年のランディさんのエッセイの中で、
一番面白い本。
だって、答えがわかったんだもの。
そりゃあ、面白いはずですよ。
生きなおすのにもってこいの日/田口ランディ
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