スイッチかあさんは色々本を読むのですが、
面白かった本しか紹介しません。
だって、面白くなかった本を紹介したら、お金損するじゃないですか。
多少の好みの差はあるかもしれませんが、最近読んで面白かった本を大放出!
西原理恵子さんの「生きる悪知恵」は、
これはもう悪知恵といよりも知恵です!!
相当、人生を多角的に見ることができる人です。
なんか、今悩みがある人だったら
全部悩み抜けるかも。
一読の価値ありです!!
東村アキコさんの作品は、どれを読んでも腹を抱えて笑えます。
思いがけないところで笑うから、吹き出している自分に驚いてしまいます。
中でも「主に泣いてます」は、と……飛ばしてるなああああ! って
驚くよ。
そんな東村さんの作品で、今回、おもしろさの秘密が少し解けたような
気がしたのが、コレ。
この人、本当に絵がうまいんですよ。
このおもしろさはこの絵でなきゃ表現できない!! っていうのを
確実に表現してくれるまでに到った、
東村さんの学生時代に出会った美術教室の恩師の先生がまた……
一言で言うと、「キテる」んです。
だけど、とても丁寧で、染みてくる良い本です。
この本は、ギャグにもなっているけど、染みる。
染みてくる。
今年買うべき一冊かもしれません。
綿矢りさ さんの「ひらいて」
読んでいると、青春時代の、どうにもならない
むせかえるような青い匂いを嗅いでしまう。
その鮮烈さを描ける綿矢さんがすごい。
だけど、レズシーンはいまいち。
読んだ後に、きちんとその世界を「体験した」と
感じられる良書です。
田口ランディさんの「サンカーラ」は、
ネットでどんどん話題になってきている。
ランディさんの本は、読むのではなく
読まされるという感じを覚える。
なんか、本の世界に引きずり込まれていって
私達は著者と同じ悩みを体験し、
普段考えようのない深さに潜っていく……。
潜りたい時、読むべき本。
向谷地生良 「安心して絶望できる人生」
この本は、何度も紹介するけど
本当に良い本です。
何度も何度も読んでいます。
「自分の行き詰まりに手応えを感じる」
「この困り方は、いい線をいってるね」
「自分の悩みや不安に誇りを感じる」
「最近、落ち方がうまいね」
「病気のスジがいいね」
と、この本で使われる日本語のレベルの高さにも
注目してほしいところです。
自分を一段深く、掘り下げられる本。
以上、スイッチかあさんの2012年お勧め本でした☆