金曜日に、師匠の保育園にチェキ!グラファーの
高村智子さんと一緒に園児のみんなを撮影しにいき、
本当に感動的なぐらいに園児のみんなにかまってもらって。
高村さんと一緒に「子供ってすごいなあ~!」と話して家に帰ってくると、ご近所の、大好きだったおばさんが
亡くなっていた。
心臓が弱かったから、いつかこうなるのはみんな
わかっていたんだけど。
いつも笑っていたおばさんだったから
いつも笑いながら「サトコさーん!」と、声をかけてくれていた
おばさんだったから、涙が止まらなかった。
おばさんの身体は魂が抜けてしまっていて、
仏壇の前で今まで見たことのない普通の顔をして、
眠っていたのだけど。
魂はいつもの笑顔のまま、そこら中を飛んでいるのだと
思う。
3月に入るとよく人が死ぬ。
よしもとばななさんが、いつかエッセイで「春の勢いに負けてしまったのだ」と書かれていたが、
一斉に、全てが芽吹き出すこの季節に亡くなる人は、
暖かな季節に誘われて、いってしまうのだと思う。
おばさんはいつも笑顔だったから、
私の中にあるおばさんのイメージはずっと笑顔のままだ。
素粒子に還ってもおばさんはきっと笑顔のままだ。
亡くなってしまってから、
おばさんの偉大さが
よくわかるようになってしまった