生ゴミのことは語りだすときりがないのですが、
面白いのは生ゴミの80~90%が水分であるという
ところなのです☆
人の体だって7割が水なのですから、
大体が植物でできてる生ゴミは
堆肥化するとほとんどが消えるんですNE☆
8~9割が水分なんだもの。
うまく発酵させると発酵熱でたくさん蒸散して、
多少のミネラルが残るのみなんです。
日本人がゴミを燃やして処分するようになったのは
明治以降のことなんですね。
それまでは海洋処分と言って、海に捨ててたそうです。
ゴミを燃やそう! という思想はイギリスの産業革命以降出てきた
思想で、それより以前は物資が少なく、ゴミを集めて燃やそうという
発想がなかったのだと思います。
例えば、昔は馬を飼っていたので野菜くずは馬が食べ、
馬も食べないようなものは堆肥塚と呼ばれる
堆肥を積み上げた場所に積んで、発酵させて自家製
の堆肥を作って畑に撒いていたんですね。
ドグ子の家にはまだその「堆肥塚」があって、
畑の草とか、野菜クズをそこで堆肥にしているんですNE☆
うんこも堆肥化させると肥料になるので、昭和初期の子どもは
学校から帰る途中にうんこがしたくなったら、
我慢して家のトイレでするよう
言われていたそうです。
それぐらい、肥料というのは大切なものでした。
生ゴミを堆肥にする技術は、戦後50~60年で急速に衰えてしまい、
生ゴミは水分たっぷりの「燃えるゴミ」へと変わりました。
それを何とかしよう! と動き出したのが、山形県の長井市です。
農村部の長井では、自宅から出る生ゴミを100%回収して
工場で堆肥化し、さらにそれを農村部の肥料にして、その肥料で
育てた野菜を給食に出すという「レインボープラン」を打ち立てたんですNE☆
ちなみにレインボープランの工場の建設費には
6億4千万円かかっています。
ハザカプラントは1レーン1億5千万円とのこと。処理量によってお値段が変わるのですが、
ゴミ焼却費が減るので案外お得で、しかも廃棄物が堆肥になって循環するので
今では日本全国15ヶ所にハザカプラントが出来て運営されています。
青森県内にも牛糞から堆肥を作ったり、
生ゴミで堆肥を作る工場があるのですが、
家庭から出る生ゴミまで処理されることはありません。
それをなんとかしたいなあってドグ子は考えているので、
とりあえず今は生ゴミの研究と、周知活動を土偶のゆるキャラで
がんばろう! と思っているんです。ドグドグ☆
(だけど小学校で講演やると、地獄の話ばっかり人気で
生ゴミあんまり語れないんDAYONE……orz)
生ゴミ関連オススメ本