わが家では、84歳のバッチャと91歳のジッチャと
同居をしているので
よく老後のことについて考えるんですね。
長く生きた方がいいのか、早く死んだ方がいいのかと。
まあ、
どちらも自分では決められないんですけどね。
うちの91歳の口癖が「こったに長く生きてまって、申し訳ねえんだばって、
死なれねえじゃ」なんですよ。
これに何と返事していいかなんて言葉に詰まるじゃないですか。
だけどうちのバッチャは平気で言うんですね。
「そんだ~ さっさと死ななが~!(さっさと死になさいよ~)」
って。
それで、お互いにもう60年以上も結婚生活を送っているから
離婚するっていう選択肢はないんですよね。
ジッチャはやることがないので一日中窓から景色を見てますが、
バッチャはやれカブ漬け漬けねばとか、庭木の雪囲いさねばと
やることだらけでジッチャの相手をしている暇はありません。
それで、時折ジッチャを使って畑仕事をやらせるんですけど、
「わい! 米ぬかこと全部堆肥さ入れてまって! 漬け物漬けるにどうするのよ!」
と手伝ってもらうつもりが思いっきり失敗されて、
「なんぼ役にたたねえジッコだば!」
と怒っているんですよ。使えねえ、と……。
つくづく、怒りはエネルギーなのだと感じます。
それで、私は今36歳の主婦兼物書きじゃないですか。
行く先は自宅で畑を耕すバッチャであるなら、その行く道の途中は
どんな道中をたどるのかと。
千円二千円の仕事を大事に続けていけば、
どうにか食べていけるだろうから60歳まではとりあえず
ぼちぼち食えると思うんですね。
ケンさんなんか10円、20円のアプリダウンロードで
一日5千円も稼いで来たりするので(仕事の他に趣味で。……単純計算でも一日2000ダウンロード超えてる……)
それで、60歳になった時にやっぱり
パートナーが仕事を辞めて家にずっといるとか
そういう場面も現れるじゃないですか。
うちの父母は不思議なことに、
それまで40年間外で働きもせずに、育児と介護で家で主婦業を全うし続けていたお母さんがですね、
突如として60歳を超えた頃から20年やっていた趣味の書道で書道展などで認められ始めて、
お父さんが定年退職すると同時に書道教室を始めたんです。
今では、退職したお父さんをアッシー代わりに使って書道教室を切り盛りしているんですね。
そんなに生徒さんも多くないから、
本当に千円、二千円を大事にしたお仕事です。
それで、これからの人生の転機って多分、
50歳の時と60歳の時と80歳の時に訪れるような気がするんですよ。
50歳の時に子育てを卒業して、何かを始めて、
60歳の時にも夫の退職きっかけに何かを始めて、80歳でこのまま長生きするようなら
どんな人生にするのかなあって。
バッチャの人生は何があっても変わりませんでした。
ただ、ひたすら黙々と畑と漬け物と稲作の日々。
これだけ一貫した人生を貫けるって、すごいことです。
ジッチャは若い頃に博打を打つように土地を買って転売し、
一代で不動産を築いた人ですが
そんな人に振り回されないバッチャの生き方っていうのは
ある意味、すごいと思うんです。
土があれば生きていけるんですから。
今のところ、私は60歳になったら下宿屋を始めて
80歳になったらカンボジアで地雷撤去をしようと思っているんですが。
それと平行してずっと
書いていけたらいいなと思っています。
80歳☆スイッチばあちゃんの地雷撤去日記 とか、
ブログも続けていきたいですね。
いい野望だなぁ。
うちのじいさんは享年80歳で亡くなりましたが
ばあさんは変わらずです。
やっぱり畑と、家族の晩ご飯と稲作と漬け物の日々です。
ここ近年は小遣い欲しさに枝豆を夏にして
ひ孫に小遣いをくれるという楽しみも出来たみたいで
なかなか人生を楽しんでいるばあさん。
48歳で私が生まれてからずっとばあさんだったばあさんです。
ぽっくり神社にぽっくり逝けるように願掛けしてくると
パワフルに活動していますよ。
生命力のほとんどをばあさんに教わった気がします。
あたしも(生きてたら)このまま読み続けます!
おふく さん
変わらないところがすごいっていうか、
やっぱり女はすごいよねえ。
ぽっくり神社……!
噂には聞いていたのですが、
本当に存在するのですね! ぽっくり神社!
ぽっくりいけますように……ってびっくり。
後でググってみます。(^-^)p
pさん
うわあ~、涙が出るほど嬉しいです。
コメントありがとうございます!
年取ったら会いに行きます!
決めた! 50歳になったらオフ会やります。(爆笑)
ほら、私って人見知りなんで、若いせいかオフ会って
まだ想像できないんですけど。
だけど50歳の時にもブログ見てもらえちゃったらもう、
オフ会やるしかないですよ!
その時はぜひ出席してくださいね☆(^-^)p
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