一人目と違って、二人目の育児は本当に楽です。
経験値も貯まっていて余裕もあります。
あれだけ悩んだ夜泣きに関しても、
酒のんで寝ちまいな。
と、落語のセリフのようなことも言えるようになったのでした。
第224回 酒のんで寝ちまえ。
先週は、スイッチかあさんと同じ2児の母で、上が3歳で下が0歳の子持ちという、
ほとんど同じ境遇のママ友・ユッチンがわが家に遊びに来てくれました!
ユッチン曰く、夜泣きのせいでここ3年ほど夜は眠れていないとのこと。
「その話だったら、なんとか解決方法があるわ。」
私が言うと、ユッチンは驚愕して言いました。
「ええっ、嘘ー!? たいがいのことなら私、やったんですよ?
宇津救命丸だって飲ませたし、漢方薬だってやったし、
気功で眠らせようともしたし、お祓いにまで行ったもの!」
「お、お祓い!? お祓いなんて、効かないよ!」
「そう…効かないから未だに夜泣きなんですけどね」
「あのさ、夜寝る前にビールでも飲めばどう?」
「そ、そっち!?」
そう…自分が変われば他人が変わると、最近よく言われるようになりましたが。
夜泣きで変える矛先を、子供ではなく、
母親にしてみたらどうだろうかと思ってみたのでした!
「師匠の夜泣きの時はおんぶして、村中を子守歌を歌って徘徊していたんだけど、
時が来るまで治らなかったのね。
だけどこの間、寝る前にウォッカを飲んでみたら、
ベッドに入るや否や速攻で寝ちゃって!
ふと気付けば、4歳児も0歳児も夜中にグーグー寝てたのね!」
ようは0歳児も4歳児も、構ってもらいたいから騒ぐわけで。
ある程度子供にかまったら時間を決めて、酒飲んで寝ちゃえばどうだろう?
これを提案してみたところ、その日。
ユッチンは家に帰って日本酒を二合飲み、就寝。後日談。
「スイッチさん、私、酒飲んでみたんですけど、起きちゃうんですよね…。」
「ええっ!」
「なんか、やっぱり騒がれると起きちゃうっていうか。
それで、酒入ってるんで余計にツライっていうか…」
「親が起きてるってバレたら、そりゃ、子供は構ってくれっていうよ…。」
「そうなんですよね…。でも寝たふりしてもバレてるっていうか…」
「ああ~。それはさ、もう子供に見込まれてるよね。」
「ええっ何を?」
「子供って、人をみるんだよ。体力のある人はある人なりに、
ない人は、ない人なりにの甘え方をしてくるんだけどさ。
ユッチンは絶対、『アンタ、もっと体力あるでしょ?まだ抱っこできるでしょ?
ほら、ユラユラしてよー!』って、子供に見込まれてるんだよ。」
「ああ。それには、覚えがあります。
私、どんなに早朝出勤しても、残業しても育児しても家事しても遊んでも、
体重が1キロも減らないくらい体力があるんですよ!」
「…見込まれてるね。ところで、うちの夜泣き、もう止んだよ。」
「ええっ!? スイッチさん…一抜けですか!?」
「ユッチン、がんばって…! 今度、テキーラ贈るから!」
1人目の夜泣きは毎晩、3歳まで続いたという
「毎日が夜泣き対策本部」のユッチン…。
2人目の夜泣きがいつ止むのか、今後とも注目していきたいところです。
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