メモ。「都市では人が花になるのではないか?」メモ。
朝ドラで、波瑠さんっていうすっごく美人な女優さんが毎回、美しい着物やドレスを着ていて、ドラマの内容もさることながら、服装にうっとりしていたりするんだドグけど、宮崎あおいちゃんはドラマの中、農村でおミカンを栽培しているから野良の服か紺色の地味な着物を着ているんだドグ。
でも、目に見えているのは輝くばかりの和歌山の緑で、黄金色のミカンの山。太陽。流れる川。
着ている着物も、よく見れば刺しつづった跡が物語のように残っているはずドグ。農村の女性は、刺し子や刺繍で美しさを求め、補強し、衣服に物語を刺し綴ったんだドグ。
ドグ子が、着物を着ようと思う時はやっぱり講演会とか、建物の中にいて、
人が花のようでないと飽きるような場所なんだドグ。
そして、着物って本当に柄が美しかったり、
生地を織る時点でものすごい時間がかかっていたりするから、
着物そのものがすでに物語なんだドグね。
ファッションは物語なんだと思うドグ。
服を作る段階で物語に参加できなかった私たちは、せめてその着合わせで、物語を生むんだドグ。
物語性で言うと、やっぱりお着物はすごいと思うドグ。
お着物を着た女性を見ると、博物館で絵を眺めるような華やかな気持ちになるドグ。
だけどまあ、お着物を着るのは普通の服でいるより、ずっと手間がかかり、
なおかつ自分が主人公の時じゃないと、
動きにくくてお手伝いができないっていう難点もあるドグ。
着物を着るには、ものすごいサービス精神が必要。だけど、
目の前に物語をまとった人が現れると、
やっぱりうれしいっていうのが人情なんだと思うドグ~!