魔法の百均 第1回「夢の百均生活の幕開け」
こんにちは!
うっかり者のコラムニスト、山田スイッチです。
若い頃はお笑い芸人を目指し、東京ではお笑いコンビの「日本エレキテル連合」のような白塗りの顔で舞台に立ち、テクノ舞踏という踊りを踊っていたのですが。人生のいかなる局面も、百均で乗り越えてきた……という自負があります。
人生で何か成し遂げなきゃいけない時、私は必ず百均に行くんです。
百均に行くと大体の困難はそこで解決されてしまいます。
もはや、百均で解決できない困難はないとまで言ってしまう勢いです。
どんな困難でも、精一杯やってダメだったら割り切れるじゃないですか。
精一杯やったんだもの。それでダメだったら次に行こう! って。
そこの判断基準をなんと、百均に託そうと思うわけです。
おお……商品はたったの百円+税なのに、責任は10万円分の価値がありますね!
例えば、20代の頃の私の夢は、「ブラジルでサンマを焼いて売って歩くこと」だったのですが。
その夢の実現に何が必要かと言うと、サンマを焼くための網と、魚焼きの串と、ライターと炭が必要なんですね。
それ全部売ってるんですよ、百均で!
それで、スーパーから買ってきたサンマを大量のアイスノンと一緒にクーラーバッグに詰めて、百均で買った画用紙とマジックペンで「サンマ1匹いかがですか?」とポルトガル語で書くんです。
そうするとブラジル人にも意図が伝わるんですよ! ブラジルの公用語はポルトガル語だから!
2004年に私は私の夫を連れて、ブラジル国内でサンマを焼いて歩くという……、日本人があまりやりたがらない旅を実行し、サンパウロの公園やリオデジャネイロのビーチでサンマを焼いて売り歩きました。
ブラジルとアルゼンチンの2国にまたがる、幅が4千メートルあるイグアスの滝では、イグアス国定公園の出口で日本から持っていたインスタント味噌汁を配り、ブラジル人に「これは、冬に飲んだらとてもいい」と言われ、サンマは「とても美味しい」と言ってもらえました。
私は心の中でガッツポーズをし、「やった! ブラジル人にサンマと味噌汁、うまいって言われたよ!」と叫んでいました。
その配っていた味噌汁でさえ、日本の、弘前にある百均で買った、インスタント味噌汁だったのです。
海外旅行に行くと、ダシが急に欲しくなりますよね。
インスタント味噌汁は海外旅行の必須アイテムです。
いつの日か、私もブラジルでサンマを焼いて売って歩きたい。もしそんな風に願うなら、まず行ってみるべきは百均の串コーナー10本で108円! です。
これから百均で色んな夢を叶えようと思っています。百均で美人にもなりたいし、百均で体も鍛えたい!
夢の百均生活の幕開けです。
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