無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2008/09/30 カテゴリー: ブログ。 タグ: もの つまらない病を超えるもの はコメントを受け付けていません

原稿用紙4枚の短いお話、つか、童話を頼まれて書いてみたら、
コラムじゃなくてもすぐ書けてビックリ。
原稿用紙3枚、4枚ってのがもう癖で書いてるから
黙ってても書けるみたい。

佐野洋子さんのエッセイ「ふつうがえらい」を読んでいたら
あまりにも展開が読めなくて、たまらなく面白い。
ふつうがえらい (新潮文庫)/佐野 洋子

¥500
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こんな素晴らしいものを読んでしまうと自分のような者はもう書けなくなるんじゃないかというくらい
素晴らしいのですが。
自分はダメで普通なのだから、ダメ=普通でむしろいんじゃないかということを
最近は開き直って考えている。ううん、だけどももっと面白いもの書きたくなりますよ、
佐野さんの文章読んでると。

100万回生きたねこ (佐野洋子の絵本 (1))/佐野 洋子

¥1,470
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「100万回生きたねこ」を、ランディさんの娘さんのモモちゃんが
読んでくれて、私は初めて佐野さんの世界を知った。
初めて読んだ佐野洋子さんは、小学校の女の子の朗読で…って、
なんだかすごく心に残ってます。

朝のNHK教育で内田麟太郎さんのともだちシリーズをやっていて、
このお話以上のお話は、そうは出てこないだろうと思う。
ともだちくるかな/内田 麟太郎

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このお話を読んでいると、本当に、
なんで自分にはこころがあるんだろう? どうして自分は生まれてきたんだろう?
っていう、すごく不思議で、ある種、静かで何もないところまで気持ちがたどり着いて、そこから
ワーッとハッピーに踊り出るような。
そんな気持ちになるんです。

気持ちといえば。

最近、「つまらない」という感情について非常に深く、考察していたのですが。
「つまらない」という感情は非常に危険だと思うのですよ。
そして、すぐに人が陥りやすいのがこの「つまらない」です。
つまらないってどういうこと何だろうか。
刺激がないということだろうか、生き甲斐がないといことだろうか。

その起源は、農耕だと思うのですよ。

農耕によって生活は安定を得ましたが、
それによって失われた、野性というものがこの、
つまらないという病を生みだしているのではないかと
思うのですよ。

現代社会はルーティン・ワークです。
およそ、ルーティン・ワークから逃れられる人の方が、少ないと思っています。
ルーティンである限り、どこからか訪れる野性の喪失。
「つまらない」はすぐ隣にいる疫病神みたいなものなんですが。

その「つまらない」にならないための策は、32年も生きてると
なんか、うまく身についてくるもので。

いつも通りでないことをし、生きる喜びを実感すると、大概はうまく去ってくれます。
着物を着てみたり、旅に出てみたり、田口ランディさんの講演会や、
美輪明宏さんの音楽会・「愛」に行ってみたり。

それでも、一月ほどしてやがて忍び寄る、
「つまらない」に私は振り回されたりします。

だけども先日、特に何もしなくてもその「つまらない」を超えることができました。
ほ、保育園のお弁当です。

もう、前日に眠れなくなるくらい、お弁当のことを考えると
興奮してしまうのです。
もちろん遠足の前日も興奮状態です。
子供か!?
ああ、今度あの「つまらない」病が襲ってきたら、
自主的に毎日お弁当を作ろう……。
それだけで毎日は、ハラハラドキドキですよ。

保育園の時に「キンダーお話絵本」っていうのをずっと
読んでいたんだけど、あの頃読んでいたお話って、今でも
すーごく、よく覚えています。
絵本って、胸がきゅんとなるね。
そんな本があったら皆さん、紹介して下さい。
メッセージ待ってます♪