どんなものごとにも、必ず意味があると
思ってしまう獅子座のＢ型の山田スイッチです。
ケンさんに言わせると「みんな意味なくても生きてるのに、
お前だけ意味求めるなんて、贅沢だ！ 意味意味言ってないで
とっとと生きろ！」
ということになるのですが。
そういう意味でなくて、なんていうんですか？
必要性 という意味で、意味があると思うんです。
Ａ地点からＣ地点へ行くには
必ずＢ地点を通らなければならないように。
どんなものごとも、必要があって起こっていると思うのですよ。
先月、父親と大ゲンカしたスイッチかあさんですが。
ようやく昨日、仲直りできました。
ストレスで起き上がれなくなるほどの大げんかをして、
ようやく。
家族の乗り越えなきゃいけない問題が何か、わかったんですね。
それはなんていうか、
思春期とか寂しさとか、戦後教育とか家長制度とか抱き癖とか
年金とか老いの問題とか……そういった要素が複雑に絡み合って
底に沈んでいたものを、私が入ってかき混ぜちゃったために
一気に噴出した感じだったのですが。
原因さえつかめれば、解決したも同然です。
その原因をつかむのに、一ヶ月かかってしまいましたが。
やはり、これも必要があって起こったことだと思うのです。
お肌の曲がり角っていうものが
ありますけど。
あれは25歳だった気がするけど、
何事にも必ず「曲がり角」は来るんだと思います。
そして、その曲がり角を曲がるときは非常に、
圧がかかるのだと思いますが。
苦しくて、受け入れがたくて、何が何だかわからなくて。
だけど。その曲がり角にＯＫを出せたら、
曲がった後には
真っ直ぐな道が伸びているのだと思うのです。
次の曲がり角までは、真っ直ぐ。
今、頭の中から西原理恵子さんの漫画
「ゆんぼくん」が離れなくなっています。
西原理恵子さんの漫画は、生命の底にある
どうしようもないスイッチを押してしまう。
西原さんの漫画を読んでいると、どうしようもなく
泣けてくるのだ。
私が好きなのは、このシーン。
青年になったゆんぼくんが一日分だけ貯めた
道路工事のアルバイト料をかあちゃんに
渡すと、ゆんぼのかあちゃんは
「わはははははは！わははははは！」と
顔を見せずに笑いながら、
突然ガラクタで何かを作り出す。
「何やってんだ 急にコラッ！」
「か 神棚 をね」
かあちゃんは二十分ほどかけて神棚を作ると
大声で笑いながら何度も何度も柏手を打った。
ぱしーん ぱしーんと柏手を打つかあちゃんは、
背中しか見せなかった。
ゆんぼくんの最終巻。
「変じゃないよ」
「大の男がね
かあちゃんに
会いたくて泣くのは
変じゃないよ」
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