無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2010/12/06 カテゴリー: ブログ。 タグ: めぐり めぐりあひて はコメントを受け付けていません

今日は、午前中にお洗濯をしながら大和和紀さんのマンガ版 

源氏物語「あさきゆめみし」を読んで、号泣……。

ああ、上が……紫の上が死んでしもうたあああ……!


朝っぱらから号泣している主婦も珍しいかと。

本日は、縄文コラム1本あげました。


もしも私がTwitterをやっていたら、百人一首の句を毎日一言つぶやきたい。

でもやらないのでここでつぶやこうかと思います。


「めぐりあひて みしやそれとも わかぬまに くもがくれにし よはのつきかげ」 


(紫式部)


現代語訳 


「久しぶりに巡り会って、今見たのはその人かどうか見分けがつかない間に、雲隠れした夜半の月のように、たちまち姿を隠してしまったことだ」


角川ソフィア文庫 島津忠夫著 新版 百人一首


ひさしぶりに会った幼なじみが、「きゃーひさしぶりー! 元気ー!? ああもうこんな時間!? もう行くね-!」っていう感じでバタバタと「月が雲に隠れるようにあわただしくその人が出て行ってしまった」ことを詠んだ歌。


「あの人、本当に慌ただしいわねえ……」


っていうのを、和歌にするとこんなに美しく表現できるという。

平安時代の人達の、落ち着いた風情が伺えます。