無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2013/12/04 カテゴリー: <連載> エコハンター。 タグ: エコドレッシングハンター実業弘前高校 エコハンター第104回「弘前実業高校が作ったドレッシングが美味しすぎる」 はコメントを受け付けていません
エコハンター第104回「弘前実業高校が作ったドレッシングが美味しすぎる」
 
弘前実業高校の「弘実万能ノンオイルドレッシング」が美味しすぎるので、エコハンターは驚いてしまったのです。
材料はタマネギ、リンゴ、醤油、酢、みりん、酒、砂糖、にんにく、そして津軽の在来種である清水森ナンバ、かつお節、ごま、黒こしょうでできており、化学調味料を一切使っていない無添加ドレッシングで、材料は国産にこだわっています。
しかも使っている清水森ナンバは実業高校の農業経営科が作ったもので、味の決め手や調理方法などは家庭科学科が考案し、製品のパッケージデザインは服飾デザイン科が担当。
 
そしてネーミングや販売経路を考えるのは、商業・情報処理科が行うそうです。 
そしてこれをイベントによってPRするのが、スポーツ科学科だと言うのですから。
もう高校の枠を超えた実践活動だと近年、エコハンターは注目していたのでした!
 
高校の各科を連携して取り組むこの活動は、「各科連携ものづくりプロジェクト」という組織なのだそうです。
そのチーフを務める家庭科学科の鈴木邦子先生は、授業の中でも無添加について取り組んでいます。
「授業の中では食品添加物がとてもわかりやすく説明されているビデオがあるので、生徒にメモを取らせながら見せています。
生徒からはすごい反応が返ってきます。特にコチニール色素などは、虫が原料でピンクになるというのを見て、唖然としています。」
 
そのあと、生徒さん達に自分の周りにある食品の品質表示を切り取ってくるようにと言うと、自分のおやつやパンに食品添加物がたくさん入っていることがわかるそうです。
柔らかさ、保存、色、食感等を高めるために色々なものが入っていることがわかるのです。
鈴木先生は、添加物の種類は多すぎて覚えるのが大変なので、「品質表示の数が少ない物を選びなさい」と指導されるそうです。
無添加と味にこだわった商品展開を続ける弘前実業高校の製品は、何よりも「時流」に沿っているなと感じます。
「食べるラー油」が流行った時は「食べる清水森ナンバみそ」を考案し、ノンオイルが注目されるこのご時世に「弘実万能ノンオイルドレッシング」を考案するなど。目が離せない高校なのです。