
エコハンター第111回「子どもが家事をやってくれる現場」
冬休みも終盤ですね。
冬休みになると、子どもがテレビゲームや携帯型ゲーム機で遊んでばかりで困るというお母さん方が多いと思うんですよ。
小学生のゲーム時間をどうやって減らそうかと考えたところ、「ゲームをする時間があることがそもそもの問題なのではないか?」と思ったんです。
だって、子どもがゲームをしている間、親は掃除をしたり洗濯をしたりと忙しくしている訳じゃないですか。そ
れだったら、家事を手伝ってもらえば子どものゲーム時間が必然的に減るんじゃないかと思ったんです。
そんな訳でわが家では、冬休みに入った途端に洗濯物を干すのは子どもの仕事にしてしまいましたね…。
これは、楽です。
子どものモチベーション(やる気)を高めるために、たとえ下手でも「すごいすごい!」と褒めながら、今では昼ごはんのチャーハンを小学2年生の長男に作ってもらう域にまで達しましたね…!
チャーハンを作って得意そうにしている息子を見ると、どんなことでも遊びになり得るんだなあと感じます。
先日、整体師の友達に長男の体を見てもらったところ、ゲーム好きの長男は既に肩こりになっているらしく、同じ姿勢を続けるゲームはやめるか、30分遊んだら休憩させた方が良いと言われました。
ゲーム中に減ってしまう親子のコミュニケーションを考えると、子どもの精神育成と親の家事軽減の希望にもなる「子どもが家事をやってくれる現場」というものは、ありがたいものなんじゃないかと考えたのです。
もちろん、子どもに家事を教えるためには、親が監督として見ていなきゃいけないという大変な面もあるんですが、子どもの将来を考えたら、早い段階から家事ができて良いことはあっても、悪いことはないと思うんです。
ゲームがなくても遊べる子どもに育てたい。
そのためには、トランプやあやとりなどの昔ながらの遊びを、子どもに教えるっていうのも大事なんですね。
教える手間というのも、ほんのひと時のことです。
今では4歳の次男が得意気にあやとりの「ホウキ」を作って見せてくれます。
一度コツをつかんだら、どんどん自分で遊びを発見していく。そこが子どものすごいところだと思うんです。
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