エコハンター第96回「虫よけ指南」
遠足の季節ですね!
屋外で虫に刺されないようにするには、まずは長袖・長ズボンなどの衣類で肌の露出を抑え、身を守ることが肝心です。
先日、イワナの生息地である福島県川内村の千翁川で川遊びをして来ました。
水に浸かっていた私は無事だったのですが、半ズボンで川の周りを歩いていた友人2人がアブとブヨに咬まれてしまいました。
水辺にいた15人のうち、虫対策をしていなかった2人が咬まれた訳ですが。
やはり、何の対策もせずに山遊びや川遊びをするというのは、虫に対して「咬んでください」と言っているようなものなのですね。
市販の虫除けをスプレーしても効果がありますが、エコロジーを志す者なら、憧れるのは天然素材のハーブの虫除けです。
コアラの大好きなレモンユーカリの木には、蚊が近寄らないのだそうです。
蚊の嫌がる匂いを出しているレモンユーカリから作ったエッセンシャルオイルなら、虫除けをしつつ良い香りを楽しめます。
虫除けの効果があるエッセンシャルオイルはこの他にも、レモングラスやシトロネラ、ペパーミントなどがあります。
これらのオイルをブレンドした虫除け効果のあるUVクリームを今回、川遊びの前に塗って出かけたのですが。とりあえず虫には刺されずに済みました。
アブやブヨに咬まれるとひどい痒みや激しい痛みを感じたり腫れが長期間続いたりすることもあるので、咬まれたらすぐに皮膚科を受診して、抗生物質とステロイド剤、痛み止めを処方してもらうことをお薦めします。
まずは、虫に刺されないように山や川に行く時は黒や紺色などの暗い色の服装は避けましょう!
黒い色にはスズメバチも寄ってくるので、明るい色の帽子をかぶると良いでしょう。
最近、インターネット上で「蚊に刺されたら45〜50度のお湯をかけると痒みが治まる」という情報が流れました。
実行して痒みが治まる人が何人もいたので、私も試しに患部に50度くらいのお茶が入った湯飲みを3秒ほど当ててみたところ、すぐに痒みが治まったのです。
科学的な根拠は私にはまだ分からないのですが、蚊に刺された時のおばあちゃんの知恵として覚えておくといいかもしれません。
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