無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2007/12/24 カテゴリー: ブログ。 タグ: クリスマス クリスマスに贈りたい本。 はコメントを受け付けていません

今年、クリスマスプレゼントに送りたい本は、こちら。
「マザー・テレサ 愛の花束」です。



中井 俊已
マザー・テレサ 愛の花束 (PHP文庫 な 53-1)

この本は、私でもわかるように
マザー・テレサの言葉を優しく丁寧な文体で語りかけてくれます。
そして、マザー・テレサの生き様は、
他人のために尽くす心に、底がないように見えるのです。
それこそ、「痛みを感じるまで」彼女は与え続けます。

与えるといっても、それは特別なことではないのかもしれません。
貧乏で、道で死んでいく身よりのない人達の、
死にゆく場所をテレサは作ります。
体を拭いてあげて、清潔な布団に寝かし、温かいスープを飲ませ、
「あなた方に会えて良かった」「この世に必要でない人間はいない」
と言って看取るのです。

大切なのは、どれだけたくさんのことや偉大なことをしたかではなく、
どれだけ心をこめたかです (本書より)

お腹を空かせた道ばたの子ども達に、
ご飯を食べさせ、青空学校で勉強を教える。
それは偉大なことではありますが、
特別なことではないのかもしれません。
少なくても、マザー・テレサにとっては当たり前のことだったのだと思います。

その、「どうしたらこの方達の安らげる場所を手に入れることができるのか」
それを考えるテレサは実業家のように様々なアイディアを出し続けます。
貧しい人を救うために、寄付でもらった高級車を商品に
宝くじを作ってしまったり。(!!)
飛行機代は高いから、遠くの人を救うために、自分がスチュワーデスになって
飛行機代を浮かせるアイディアを航空会社に出したりと。

人を救うためなら、いくらでも浮かぶアイディア。
そして、それを空想で終わらせずに、実現していく勇気を
この本は与えてくれます。
中学生とか、高校生とか。社会人でも、誰にでも
読んで欲しい一冊です。定価540円

それでは皆さん、良いクリスマスを!