無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2008/06/13 カテゴリー: ケンさんという人。 タグ: ケン制度医療後期高齢者 ケンさんの説く後期高齢者医療制度 はコメントを受け付けていません

まず始めに……。
我が家では、ケンさんという特殊な感性の持ち主の
特殊な意見を現実に体現しているため、
特殊な事情により、生命保険に入ることができません。

何故なら、
「子供も生まれたことだし、突然病気になったら大変だから、
保険にでも入るか?」

とケンさんに持ちかけたところ、


「わ(俺)は、死なねえ!」

と断られたような家ですから。
死なないから生命保険には入らない。
更に言うなら、保険屋に高いお金を払ったとしても、
病気になることを防ぐことはできない。


そういうわけで、
我が家ではケンさんの確固たるポリシーによって、
生命保険に入れないので。
生命保険にかけるお金でわずかでも、病気になることなかれ……!
と思って、せこせことLG21菌のヨーグルトを食べたり、
ガン予防に効果的であるという、リンゴの未熟果実の入ったリンゴジュースを
飲んでいるところなのです。
年に二回の血液検査も、病気の予防のために受けてます。
「じぇんこ入っても病気さなるんだば意味がねえ!」
これがケンさんの保険に対する見解です。

まあ、そういう家庭なんだなあ、と理解した上で、
そういう家庭の一家の長が目指す、我が家の後期高齢者医療制度なんですが。

一言で言うと、

「なんで身内に頼らねえで、赤の他人の世話になろうと思っちゅうのよ!?」

ということなんだそうです。

「いや、ケンさん。だけど老夫婦で暮らしていてさ、年金収入が二人で月十万円で、
その上年金天引きで保険料取られるんだよ?家賃も5万ぐらいは取られるんだよ?
75歳過ぎてからそれは、ないよ。」

こういうと、ケンさん。

「それんど(その人達)の子供や孫はどうしてるのよ? 
困った老人ことなして見殺しにしちゅうのよ? 一緒に住めばいいばな。
もし子供のいない家庭だったら、
それまでに少子高齢化対策を取らなかったそれんどが悪いはずだべ?
老後のこと考えねえで、子供生んでこねかったんだ?
ヤンキーは少子高齢化を止めるためにたくさん子供生んで、じぇんこ(お金)使って育てて
いるのによ、そういった苦労を払って来た人間と、何もしねえで自分の子供に養ってもらうことも
できねくなった人間が、同じ扱いだば困るばな!」

「いや、でも子供のいない家庭は、生みたいけど生めないってこともあるしさ。」
「養子取るとかなんとかして、どうあっても自分の老後に備えねばまねんでねな?
(ダメなんじゃないか?)なっひゃあ自分でなんとかしようともせず、国の、
赤の他人の世話になろうとするのよ。
 少子高齢化はよ、今、後期高齢者医療制度で騒いじゅう、子供のいない年寄りが
原因でできた世の中だべよ?」

「それは、75歳以上の人に収入がないのが悪いのかな?」

「んでね。(そうではない)支える人間がいないのが問題なんだねん。
子供を生めば損するような社会にしてきたはんで、そうなるんだねん。
後期高齢者医療制度はよ、わ(俺)だったら子供を生まない家庭からじぇんこ取るな。
二十歳過ぎて子供生まないとこからな。
よく考えてみれ? 子供のいない家庭はいる家庭よりもじぇんこ、かからねえんだ?
子供生んだ家は、その子供が将来税金払って、生活を安定させてくれるのに
なっひゃあ、子供も生まねえ、養子も取らねえで国さ貢献してこねかった
ヤツが文句言うのよ。もっとヤンキーを見習って、16歳から子供生んでも
育てられる環境を作らねばまねべ?んでねば、少子化でもっと厳しい世の中がやって来るんだ?」

「いや、二十代は本当に貧乏だから!涙出るほど貧乏だから、せめて……、
 35歳からにして!!」


しかし、よく考えてみたら貧乏じゃなくなる時なんて
何歳になってもなかなかやって来るものじゃないので。
後期高齢者医療制度は廃止して、
民主党がなかなか出さない財源案は、
田中真紀子さんが言う通りに
消費税を上げて、生活必要物資には税をかけずに
贅沢品にのみ税金のかかる世の中作りをしていくより
他ないのかなあと思いました。

朝の会話、おわり。