無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2009/07/14 カテゴリー: ブログ。 タグ: かあさんスイッチ スイッチかあさんの裏の顔 はコメントを受け付けていません

お笑いコラムニストであるスイッチかあさんの裏の顔は・・・

実はヤクザ。(ではなくて。)

青森県総合計画審議会委員と、政策点検委員と、平川市の男女共同参画委員とか。
なんかいろんな事をしてるんですね。

それで、ここ数ヶ月は週にいっぺん会議がある感じで過ごしていたのですが。

会議の中でたどり着いた言葉が、「串刺し」という表現なんですね。

「あの野郎、気にいらねえから串刺しにしちまいな!」

というわけではなくて。
横に串刺しにしちまおうってんで、
今。青森の会議では串刺しが求められているんですね。

何故かというとお役所仕事というのは、
びっくりするほど縦割りなので。
仕事をしているお役人の皆さん自身がその縦割りの実情に直面して
「どうにかならないの!? この縦割り!!」
と叫んじゃうほど縦割りなので。
それを何とかするべきだというのが
青森県総合計画を推進する上で一番重要なことだとみんな、気付いたわけですよ。

学校でも県庁でも公務に携わる人は、みんな一生懸命です。
だけど、他分野に踏み込むのが苦手、というかできない。
体質的にできないんですよね。
調査研究においては非常に優秀な人たちです。
あとは、その調査研究を活かした焼き鳥作りを進めなければならないのですが。
何か頼まれ事をした時に、
自分の判断で動くことを咎められる体質なのです。

ネギの専門の人はネギ。
肉の専門の人は肉。
タレの人はタレ。
という風に、ネギと肉が一体にならない。
横に串を刺さないから。しかし、横に串刺しにしなければよい施策は生まれない
(美味しい焼き鳥は食べられない!)ということで、この「串刺しの論理」が生まれたわけです。

もう、ネギ担当でも「美味しい焼き鳥食べたい」って言われたら
肉の担当に声かけて焼き鳥作っちまおうよ!
って事なんです。

しかしながら、何事をか頼まれると「全員にアンケートとって、委員会にかけて、他機関の委員会にもかけて」っていう
手順を踏まないと動けないので。面倒すぎてその場で断っちゃうのかもしれません。

上にいる人が案外、権力を持っていないんじゃなかろうかと
思うのですよ。
学校の校長先生に聞いたらOKが出るんじゃなくて、
「全校生徒にアンケート取って、PTAに相談して、教育委員会のOKも取らなきゃ…
僕は校長だけど、OKできないよ…」とか。
なんか、脅えてるんでしょうか……何かに。
まあ、叩く人ってのは大概、世論だろうから。
アクの強い人や施策ってのは、出てきにくいよね。
なんかマイルドでソフイスティケイトされちゃうよね。
だけどなんか、ドカンとした施策が欲しいよね。
アクの強いネギとか肉とか使って美味しい焼き鳥食べたいよね。

あとはこの串刺しの論理を完全に通すために、
縦割りを利用した施策作り。
ようは、一番上から「つべこべ言わずに焼き鳥作りなさい!」という、
トップ(知事)の号令がかかればいいのかなあ? と思いました。
中間のモロモロをなくしてしまえば、すぐにみんな動けるのだと思います。
県の総合計画を作るのには、ものすごく時間をかけて、精査して精査して
来ているので。ダメな案は淘汰されているので、
本当に後は、やるだけなんだと思います。