無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2007/11/15 カテゴリー: 宣伝。 タグ: うじ虫チーズ チーズとうじ虫 はコメントを受け付けていません

竹森朝子さんから、手紙が届いた。
開けたらびっくり、「チーズとうじ虫」の映画のチラシ。
しばらくの間会っていなかった彼女は、
社会人だけど弘前大学の映画研究会に入っていた。

手紙を読んでいたら、途中で泣けてきた。
ああ、この子は
本当に素直で、自分の気持ちを持っていて、
それを私のところまで届けてくれたんだなあ……って。

以下、彼女にお願いして、
転載の許可を得て載せることにしました。
このお手紙を読んでなかったら、
土曜日の映画に行けなかったかもしれないです。

弘前大学映画研究会の、竹森朝子さんからの手紙。

突然ではありますが、このたびは今週末 弘前駅前市民ホールであります、弘大映研
「七色爛灯 『チーズとうじ虫』上映会」 のお知らせをしたく思い
お手紙をしました次第です。

チラシを読んでいただければ(ストーリー等)
「重そうな話だなァ」と思われるかもしれません。ですが、
ガンを発病してすぐ死ぬと言われていた母の元気な姿に「奇跡が起きるかも 奇跡を記録しよう」
とカメラを手にした監督が写すものは、
ブリ大根を作る母の姿だったり、鼻クソを食べるおいっこの姿です。

失われるとわかっているからではなく、日常というのはかけがえのないものなのだな、と
思ったりする作品です。
上映会では間もないのが申し訳ありませんが、
ご興味とお時間ありましたらば、
ぜひお越し下さい。

もう一枚のチラシは、私、名刺を持っておりませんのでその代りに……
昨年より地元に眠る8ミリ映像をみんなでみる
「ホームムービーの日」を弘前でやっとります。今年は、
一歳前に歩けるようになったら、子どもに餅を背負わせる風習を撮った
「しのぶ11ヶ月 米7合/ 12ヶ月 もち一升」
が大ウケ、全国の作品を持ち寄った上映会でもかかりました。

人間というのは、日常というのは、
大変だけど面白いものですね。

2007 .11. 竹森朝子

今日、街角で「チーズとうじ虫」のポスターを見かけた。
体に突き刺さってくるような、青空とひまわりの画
行かなければならないと思った。

チーズとうじ虫
2007年11月17日(土)
            18:00開場
            18:30開映
弘前駅前市民ホール ジョッパル4階
ゲスト 加藤治代(『チーズとうじ虫』監督)

入場料 前売り 800円
      当日 1000円

チケット取り扱い 弘前大学生協 紀伊国屋書店 弘前店

フライヤーの短い文章が印象的でした。


「肝心なものはひとつも映らない。
しかし、この「撮れなかった」ことの空白感が、
この作品を瑞々しく際立たせている。」

佐藤真(映画監督/青森県弘前市出身)