無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2008/07/17 カテゴリー: ブログ。 タグ: たまごトキワ玄米黄身 トキワの玄米たまごは黄身が白い。 はコメントを受け付けていません
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常盤(トキワ)の玄米卵とは、飼料の自給率アップを目指し、鶏のエサの半分に玄米を食べさせている青森県産の卵です。
お値段一個、105円!六個パックで630円であります。

何故、そんな高価な卵を!?とお思いの皆様、本当にすみません。ただの好奇心です。

卵。噂通りに、黄身が白いね!味わいは、私にはよくわからないのですが、ケンさんに言わせると「全然、違う!」そうです。

実をいうとこの卵が、青森県……おいては日本を救うんじゃないかと思っているのですよ!

春から生ゴミの堆肥化についてずっと勉強を続けていたのですが。その堆肥について、有機といえど、「良い有機と悪い有機がある」と思い始めたんですね。

生ゴミ堆肥の鉄則は、塩味の濃い生ゴミは混ぜないことです。何故なら畑の塩害の素になるから。

その他にも、輸入した果物の皮を混ぜないこととか(防腐剤の混入を防ぐ)、貝などの堆肥化されないものを取り除くことが大事なのですが。そんな生ゴミの堆肥化の仕方を、県民全体に浸透させるためには。小学校からの食育の授業に生ゴミの堆肥化を取り入れ、小学校六年間に月一回の環境に対する勉強をしてもらうことが、約二十年後に青森県全体の生ゴミの量を減らすのではないか?というのが、私の主張だったわけです。

ようは、環境教育を授業に取り入れようってこと。

しかし、農業の勉強をしていると、農業に対する考え方は何百通りもありましてですね。永田農法などでは、肥料も水も最低限に抑えるのが美味しい野菜を作るコツとされるじゃないですか。
最小限の化学肥料を撒くのが一番、環境負荷が低いのだと。

実際のところ、青森県では畜産の盛んな県南地方は畑や田んぼに堆肥が入り過ぎの状態で、津軽地方は堆肥が足りない状態なのだそうです。
土のpH値を計ると、堆肥は多すぎても少なすぎても良くないそうです。

畜産といえば、牛フン鶏フンでも堆肥は作れますよね?
それらは有機肥料と呼ばれます。しかし、鶏がエサに何を食っても、有機肥料は有機肥料です。たとえ抗生物質の入ったエサをたっぷり食べてもです。
それを考えると、前述の「有機にも、良い有機と悪い有機がある」ということがお分かり頂けると思うのですが。

そこでトキワの玄米卵が、出てくればいいんじゃないかと思うのですよ。

エサに気をつけているんだもの。フンだって安全なはず。ブランド糞になる予感がするのですよ!。
鶏が食べれば日本の米余りの現状を打開して、減反政策も見直されるかもしれないッスよ。

何にせよ、そういうのもひっくるめて環境教育ってのは大事だなと思うのです。
米のとぎ汁を捨てると環境に悪いとか、理由がわからなきゃ防ぎようがないですもの。(※栄養たっぷりの排水で環境に悪影響を与えるバクテリアが増えるため、水が臭くなったり濁ったりする。環境一口メモ)

県の農業政策のキャッチフレーズは「攻めの農林水産業」という、なかなかに頼もしいキャッチフレーズなので。私もそれを上手にパクッて、攻めの環境教育・青森県で行きたいなあと思うのでした。