無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2007/04/12 カテゴリー: 厄年。 タグ: パソコン パソコンが死にました…。 はコメントを受け付けていません

昨晩、パソコンの調子が悪かったので、
ケンさんに報告すると
「どうなっても知らねばって、直すや?」
といわれ、

初期化されてしまいました……………。

たしかに、動きが鈍くなったなどの調子の悪さは改善されたのですが、

たくさんの人のメールアドレスと、連載100回まで書き続けた
育児日記の原稿、そしてイラストデータを失ってしまいました……。

嗚呼……。

なのになんだか別に、怒る気にはなりません。
きっと、壊れるべき時だったのでしょう。
今年は厄年で、おおよそ考え付かなかった厄に見舞われ、
月一で訪れる厄に、
なんらかの必要性まで感じてきてしまったので。

まあ、良い事も悪い事も、
「なんか、必要があって起こったんだろうなあ…」
と思えるというより、思うのです。

厄は、できるだけは防ぎたいのですが。
防ごうとしても起こってしまう。
きっと、起こらなければ、「その先」という場所に
行けないんじゃないかと 思っているんです。

ところで、
風邪を引いてみてみると、周りの人の風邪の治し方で、
ずいぶん人柄が表れるというか、生き様があらわれるというか。
その人の考えが風邪の治し方に出ますね。

例えば、親戚のおばちゃんが他県の病院で看護婦長を務めているのですが、
彼女に風邪の治し方を聞いたら、
「水分摂って寝てれば治る。寝るのが一番。」
なのだそうで、
「点滴とかって効かないの?」
と聞くと、
「下痢とか嘔吐で栄養が出てっちゃう人には直接血管に入れるから効くけど、
普通の風邪なら葛根湯飲んで寝れば治る。
病院は点滴打たなきゃ儲からないから点滴打つんだもん。
それに患者さんが点滴打てば治ると思ってるからね。
なんか元気になった気がしちゃうんだろうね。」

だそうですから、
点滴が効くのはフラシーボ効果か…。と思った次第です。

それで、寝れば治ると看護婦さんに聞いてケンさんに報告したところ、
別に寝ないのですよ…。
ずっとPSPで遊んでる。それで、
暇だったからって私のパソコンを初期化したりしてるんですね。

「寝ないの?」
と聞くと、
「寝ても寝なくても風邪は、時が来れば治る。」
だそうで、
積極的に身体を温めて眠ろうとはしないんですね。

そんなスイッチ母さんの風邪は、
土手町のカリ・マハラジャのカレーを食べれば治るので。
寒気がするから温泉行こうか、カレー食べようかと迷ったところ、
カレー屋に直行。
スパイスたっぷりの三週間煮込んだ
エッグカリーとライスのSセットが750円。(安い)
店長の海老名さんが、
「店入ってきたとき顔面蒼白だったよ。」
とおっしゃってましたが、
カレーを食べたらぽかぽかしてきました。

海老名さん「抵抗力が下がると風邪引くっていうけど、抵抗力はどこにあるか
知ってる?」

スイッチ「ど、どこなんですかね…?」

海老名さん「腸にあるの。腸の繊毛運動が抵抗力の正体なの。
栄養を吸収するのは腸の役目だから。この繊毛運動がちゃんとしないと便秘になって
悪いものが身体から出なくなっちゃう。」

スイッチ「そうかあ~。腸か~。そっかあ、食べるものでやっぱり腸の動きとか
変わるんでしょうね…。」
海老名さん「ほら、もう顔が赤くなってきている。さっきまで真っ白だったんだよ。
腸はね、やっぱりビフィズス菌とかちゃんとヨーグルト食べて摂らなきゃダメですよ。」

海老名さんのカレーは、
風邪の時に食べると一番よく効き目がわかります。
身体が温まるスパイスが、いっぱい入ってる。
そしてスパイスにはさまざまな効能があるのだが、
その正体は、ビタミンCだったりする。

スイッチ「ビタミンCって、果物から摂ってるんですけど、それだけじゃダメなんですかね?イチゴとか。」
海老名さん「イチゴはいいね。キーウィもいいんだよ。だけど、果物のビタミンCは身体を
冷やすから。カレーが一番あったまる。」
スイッチ「ああ~、そうかあ…。」
海老名さん「仕事増えるんだってね? 忙しくて疲れれば風邪も引きやすくなるよ。」
スイッチ「これ以上はムリって感じです…。育児が…。」
海老名さん「だって、腕は二つしかないもの。」

スイッチ「エエ!?」
海老名さん「腕は二つに、頭は一つしかないでしょう?
だからそれをどう使うかは自分で決めるの。
ようは、時間の使い方なの。」
スイッチ「そっかあ…。腕は二つしかないですもんね…。足も二つか。そんで、
頭一つですもんね…。」

風邪のおかげで、
海老名さんの話が聞けた。
やっぱり良かったなあと思った。