「高校合格おめでとう。今、喜びに満ち溢れ、春色の世界を歩いている皆さん、その世界は「合格」という事象によって起こっているのではありません。その世界の色は、あなたの心が決めている色なのです。……」
「高校合格のおめでとうメッセージ」
という、2006年3月3日に東奥日報紙に掲載された記事が掃除をしてたら出てきたんだドグ。これがまた、10年前の記事なのに今思っていることとたいして変わらなくて、びっくりしたんだドグ~!
うわあ、こんなこと10年前に
考えていたんだドグなあ
……なるほどなあ。
「世界は物理的な現象によって色を変えているのではなく、人の心によって、何色にでも変わるのです。今からさかのぼること○年前、ドグ子、十五の春。高校合格、おめでとう。たくさんの人にこう言われました。が、私の合格した高校は、とても長い坂を登り切った、山の入り口にありました。
自宅から自転車で片道およそ一時間。徒歩なら片道三時間。上り坂ドグ。上り坂だよ、人生は……
ということで、その当時ドグ子は毎朝一時間の自転車こぎで酸欠になり、授業が一切身に入らず、周りに気の合う人もおらず、女子高生なのに不幸……女子不幸生だったことを語りだすんだドグ。
お祝いのメッセージなのに、いやな奴ドグ。(笑)
「女子不幸生の毎日は入学一か月にはすでに灰色に変わっていたのですが、半年後、割り切りました。そうです。人生で大切なものは、『割り切り』なのです。」
そして私は、自分の気の合うオタクばかりが集まった部活、放送部の活動に心血を注いだんだドグ~! 部で、ドラマの脚本とかも書いて、演じて、効果音とか入れて。NHK大会や高総文に出していたんだドグ☆
10年前に書いた文章が、今は書けるかどうかわからないドグ
。でも、その時その時に、「全部出し切っていこう」と思っていたから、今までやってこれたんだと思うドグ~。(*´Д`)
「部活の仲間よ、ありがとう。
それはまるで真っ暗な世界から花びらが浮かび上がるようでした。私の世界に赤い花が、ぽこりぽこりと咲いていったのです。とても小さい世界でしたが、花は少しずつ、咲き誇っていきました。
世界は自分次第で何色にでも変わる。何が起こっても、ぽこりぽこりと。皆さんの世界に美しい花を咲かせてくださいね。」
東奥日報紙 2006年3月3日掲載