無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2005/10/21 カテゴリー: 青森よいとこ一度はおいで。 タグ: 今泉 今泉さん来弘。 はコメントを受け付けていません

はなまるマーケットのお料理コーナーで活躍されてる
今泉清保さんが
先日、先々日弘前にりんごロケをしに
いらしていた。

お料理コーナーで活躍できる男の人っていうのが
なんかすごいけど。そう。
お料理みたいに「お」がついてると、
そこには尊敬の意が隠れているのだ。

「肉」と呼ばずに「お肉。」
「魚」と呼ばずに「お魚。」
いとこの家では小さい頃、「今日の晩ご飯はお肉だよ!」と言うと
みんな「お肉ー!」「お肉ー!」と喜んでいたので、

この家では肉はかなり、有り難がられている……と悟ったものだった。
ちなみにその「お肉」は焼き肉の際、最も有り難がられていた。

「お料理」「お魚」「お野菜」「お肉。」
今泉さんにはそういう、はんなりとした言葉がよく
似合う。木に例えれば柳の木みたい。

以前に野に放たれた獣に近い、夫のケンさんを紹介したところ、
ケンさんのいじめキャラの口調にもニコニコしていて、
あり得ないことにポレポレのイベントで打ち上げの幹事をされてた
今泉さんに向かって
ケンさんは自分のサイフを突き出し、
「中から三千円出して持ってけ。おつりねかったら
そこのレジの『預り』押せばレジ、開くはんで」

と言ってびびったのだが。(普通言わないよね??そんなこと。)

はんなりの今泉さんは微笑しながらスッと
ケンさんのサイフから三千円を出すと、
「はいどうも。そしてこっちは私が……」
とケンさんのサイフを自分の懐に入れていた。(!!)

この時のケンさんのニヤッとした嬉しそうな顔はなかった。
私だったらこうはできない。
普通に「なんでよー!」というリアクションしかできない。
流石、はんなりの今泉さんだ。
だけどもケンさん、今泉さんはああ見えてアナタより、
ずっと年上なんだからーーー!!(
失礼だっつの!)

今泉さんは本当に、柳の木みたいに柔軟で、芯が強くて
ぴしりと戻って来れる人なんだ。

あんまりはんなりしているから京都の生まれかと
思ったりするのだけども、なんと今泉さんは私と
同じ、青森の生まれだった。
そういえばあの色白加減は、雪国の色白なのかもしれない。

今回ははなまるマーケットのりんごロケで
弘前に津軽弁の通訳も兼ねて(あはは。)いらしてたのだ。

うおー! 美味しいお店、紹介せねば!
だけどもうちの米も食べさせたい!!
あと津軽三味線聴かせたい!!

そう思った私は弘前の美味しいお店と、
居酒屋だけど三味線がめちゃくちゃイイお店を
メールで送った。これで「美味しいお店と三味線」は
聴けるかもしれない。
あと、米食べさせたいなあ……とぼんやり思ってた私は画策した。

本当ならうちに呼んでご飯を出したかったのだが
六ヶ月児が何をしだすかわからぬ雰囲気である。
米食わせたい……新米がとれたばっかりなのだ。
しかもうちの米は以前紹介した自然乾燥米。
農家の人が家の分だけ作る米なのだ。

炊飯ジャーを持って宿に届ける?
いや、それじゃあ迷惑だろう。
ここで思いついたのがおにぎりだった。
「そうだ! おにぎりだ!」
そう思って小さいおにぎりを四つにぎって、
小腹が空いた時に食べてもらおうと思ったら、
ちょうどいいような竹カゴもでてきた。
「これは、おにぎり届けよという神の啓示だ!」
そう思ってお土産のホタテッコと一緒におにぎりを届けたのだが、

帰ってから今泉さんのブログを見ると、
前日にご実家に帰られたみたい。
「お母さんに会えたらいいなあ」と勝手に思ってたのだが、
ちゃんと帰れてお母さんの筋子のおにぎりにありつけたみたい。

「はっっっ、恥ずかしーーーー!!」
お母さんの筋子のおにぎりの後では、
私のおにぎりは恥ずかしいよ!
何故ならお母さんのにぎるおにぎり以上においしい
おにぎりは、この世にないから。

やはり、炊飯ジャーを持っていくべきだったのか、いや。
私は

寿司でもにぎって持っていけば良かったかも
なあ
。(へいらっしゃい!!)

(だけども寿司には新米はなく、古米の方があうのだった……。)

福士リツさん

画像。津軽三味線の『山唄』の歌姫・福士リツ。
津軽のマヘリヤ・ジャクソンなり。