無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2005/12/09 カテゴリー: ブログ。 タグ: ブルー出版 出版ブルー はコメントを受け付けていません

本日、山田家に救急車が来ました。

救急車、来ちゃいました。
救急車が来て噂の夫のケンさんが、
運ばれていきました……。謎の腹痛で。

今朝方。出社の途中で腹痛が押さえきれなくなり、
どうにか帰宅したケンさんですが。
帰ってきたら顔面蒼白! 額が汗だく!
「腹……腹痛い……」
とのたまいました。
「ケンさん!? ケンさん、ズボン!ズボン脱いで!!」
「もう無理!!」

どうにかネクタイをゆるめてズボンは脱がしたものの、
これ以上動かされたくないらしく、
顔面蒼白のままケンさんは言いました。

「きゅ……救急車呼んで! 救急車!」
「いいの!? 呼んでいいの!? 恥ずかしくてもいいの!?」
「いいから、呼べ!!」
というわけで生まれて初めて119番へ。

……私に欠けてるもの、それは……危機感。
私は危機感がいつ何時でも「やや、足りない」
のです。

足りないせいなのか、なんなのか。
救急隊員が駆けつけて、
「ダンナさんの名前は!? 住所は!?」
と聞かれても運ばれる途中のケンさんのスタイルが
上が背広で、下がパンツという
ケンさんのスタイルが気になって、気になって、
しょうがありませんでした。
せめて上下は揃えたい……と思ってしまう自分がいます。


救急車に担ぎ込まれ、
車内で「大丈夫ですよー!ケンさん?大丈夫ですよー!」
と救急隊員に声をかけられてるにも関わらず、
私が気にしていたのはケンさんのゆるーいパンツの隙間から
ジェファーソン袋。がのそいていることでした。

……。気になって気になって、しょうがなかったんですよ。
ジェファーソン袋……。

私      (ジェファーソン、ダメ!隠れて……!)
ジェファーソン(でも、サトコさん……!)
私      (ケンさんのことは心配しなくていいから!)
ジェファーソン(……わかりました。サトコさん…!)

まあ、そんなこんなで行きつけの胃腸科内科に緊急に運ばれたケンさんですが、
レントゲンを撮った後、今度は市立病院にまた救急車で移送され、
「一体、お金いくらかかるんだ……。」
多少不安になりましたが、
本日は一日中検査をしていたのに
何が原因かわからなかったですよ。

そんなケンさんの胃は、点滴打ったら治りました。
まだちょっと痛いらしいです。
年末、まだまだ体にキテますね。
昨日は昨日で私が出版ブルーみたいな状態に陥ってましたけど。
なんというか、本を出すとですね。
「売れなかったらどうしよう……」
という、果てのない悩みにぶち当たるのですよ。

「まあ、売れなくてもいいか!」
と言うには、あまりにも多くの人に申し訳が立たないので。
これは出版ブルーとしか言いようのない、ブルーですね……。

結婚してもマリッジ・ブルーだし
出産してもマタニティ・ブルーだし
無事に生まれりゃ育児ノイローゼで
出版すればそれもブルーかよ!? 
と。

女の人生、青いッスね……。

いや、たいがいのことは乗り切っていけるんですけど
この。本出した後ってのは、どうにもブルーです。
大体、私がお笑いコラムニストだから良くないのでしょうね。
校正の段階でもう、自分で二十回くらい読んでるから

同じギャグを二十回言われたらどうなるか、考えて下さいよ!
そりゃあ、ブルーにもなりますよ!!

なので出版後はついつい、「もう、お笑い書くのやめるか……」
と、顔に斜陽を浴びながら思ってしまうッス。
せっっっかく松尾さんが推薦コメントを書いてくれたのに、
売れなかったらどうしよう……。

そう思ってケンさんに昨日、漏らしました。

「松尾スズキ氏、絶賛!!……だったら売れるかもしれないけど、
絶賛はされてないから無理なんだよ……。きっと推薦ぐらいじゃ
読んでもらえないよ。」

「……松尾スズキ氏、嘲笑!!
   とかだったら、良かったんでねえんず?」

「ビッグネームにこだわるんだばよ、

 「ホイットニー・ヒューストンが、破って捨てた!!」

「……それは売れるかも。」

小泉純一郎も、鼻で笑った!!」

「感動しない」

「感動しない?」

「それは、新しい帯だよ……。帯の夜明けだよ……。」

そんなわけで、もしも次回、もう一度本が出せるのならば
実現させたいことがあります。

総 理 コ メ ン ト 。

「感動しない!!」

同姓同名の小泉さんでもOKです。

ケンさん無事に退院しました……。