無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2010/12/30 カテゴリー: ブログ 夢で会えたね。 はコメントを受け付けていません

久しぶりに、相方の夢を見た。


私の相方と私は、丸テーブルのあるカフェで、ネタをやっている。

ネタを作っているのでなくて、実践でやっていて。

それをビデオに撮りながら私は「みぞは、本当におもしろい」と思っている。

夢を見ている瞬間瞬間に、


「ああ、なんてみぞは面白いんだ……次に何を言うかが、すごく気になる。

自分のキャラも活かすようになって、みぞ、笑いがうまくなったなー!」


って思っている。


気付けば、岩木山に沈む夕陽が、いつもより西の方へ落ちていて。

「ああ、引っ越しをしたんだっけ?」と思う。


自分の父と、何人かでその夕陽を見ている。


それで、目が覚めたら師匠が「オシッコ!」って言ったので


オマルに座らせてオシッコさせて寝せたんだけど。


「すごくいい夢を見た」と、師匠に伝えたら師匠はすぐに眠っちゃった。



思えば、みぞは、私の価値観を破壊してくれる人だった。


価値観は、いつの間にか、社会の行きたい方向に刷り込まれてしまって。


気付かずに自分の価値観が、人に刷り込まれた価値観になってしまっていることが多い、と思う。


しかも、大概の人はそれにすら気付かない。


だから、みぞと一緒にいた1年の間は、本当に驚きの連続だった。


相方は、ものすごくピュアで。20代そこそこで、柴田理恵さんのような


おかあちゃんの雰囲気があり、おかあちゃんは子どもにおマンマ食わせていかなあアカン!!といった風に、


生きることを真剣に考えている人だった。


もちろん、その頃の浮ついた私には、みぞのいうことは何もかも新しくてよくわからず、


わからないからずーっと一緒にいて、ずっとおしゃべりをしていた。


本当によくしゃべった。


私には、みぞが言う言葉全てが面白かった。


だけど、本当にみぞが言っていたことを理解しだしたのは、つい最近である。


あの頃は、あまりにも自分の経験が足りなくて、価値観が狭くて、いろんなことが足りなくて。

彼女の言っていることの真意を、わかっていたかどうかは、あやしい。

だけど、子どもを生んで育ててから、だんだんみぞの考えていたことが、わかりだしてきた。

彼女がよくお笑いの題材に使いたがったのは、「おかあちゃんと子ども」だったから。

みぞが作った「おかあちゃんと子ども」だったら、今でも演れる気がする。


思えば、私は自分の価値観をぶっ壊す人に、本当に弱い。


ケンさんのことは、毎日一緒に暮らすようになってようやく、最近わかってきた。


ケンさんが10年前から、何を言わんとしていたのかが、ようやく最近わかってきた。


「努力してもうまくいかねえのは、努力の方向性が悪いんだ?」


とか。「肉食ってれば間違いねえ」とか。


本当に何を言わんとしているのかは、何年も一緒に暮らしていて、ようやくわかるようになってきた。


びっくりするくらい、私の価値観は世間に踊らされている。


「肉を食べるより野菜を食べた方が体にいい」とか、「努力すれば報われる」とか。


中学生くらいだったら、「勉強ができないとダメだ」とか、「努力しなきゃダメだ」とか、




「あきらめるな」とか。

色んな価値観の押しつけを、毎日のように受けていると思う。

私も、知らずのうちにそうなっていて、価値観は1つ、世間は正しいと思い切っていた。

努力してもうまくいかないのは、努力の方向性が悪いだけで。

自分が何に向いているかの「方向性」さえわかれば、ムダな努力はしなくてもいいと思う。

学校は、自分がどっち方面なら伸びるのかを探るチャンスの場所なんだから。

何年かけてもぜんぜん伸びないなら、学校を変えてもいいと思うし、あきらめてもいいと思う。

せめて、「こういうの、合ってないんだ!」と、あきらかに認めてもいいと思う。

あきらめる って、そういう語源らしいから。

私の価値観を、あきらかに変えてくれたのは

中学校時代の友達、ケンさん。みぞ、田口ランディさんの本、松尾スズキさんのお芝居。

ブラジル人。エレキとテンダー。そして私の周りにいる、友達たち。

「どんどん変わっていくべきなんだ?」

と、ケンさんが言う。

この言葉の真意もまだ、全部はわかっていない。

だけど、やっぱり、どんどん変わっていきたいと思う。

なんだったら、アゲハメイクもしてみせたいと思う。

小悪魔 ageha (アゲハ) 2011年 01月号 [雑誌]
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アゲハメイク。↑ こんな感じ。

34才でやると、相当イタイと思うけど。

もしも、今日死んじゃったら、「彼女の生前の夢でした」とか言われて、

アゲハメイクを施されて棺桶に入れられたりするのだろうか。

それはそれで、お葬式に来てくれた人に、「なんで小悪魔アゲハ!? ププーッ!」と

笑われそうなので

死んだらギャルの人に来てもらって、モリモリにメイクを盛ってもらおうと思う。

来年もまた、生まれ変わるように 変わっていけますように。