無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2010/07/22 カテゴリー: アート。 タグ: 世界復活雪雄子 復活のこと 雪雄子とあの世界 はコメントを受け付けていません

田口ランディさんが、宇都宮のギャラリー悠日
の雑誌「悠日」で、

雪さんのことを書いて下さっていました。


こんな風に描いてくれる人が現れるのを、ずっと待っていたような気がします。

ランディさんって、ものすごく事象の奥の方を見る方だから。

読んでいて興奮してしまいました。


そして、前回の宇都宮公演では、雪さんの舞踏で、見せたかったものが

ランディさんに見てもらえたんだ……という

感慨に浸りました。

やっぱり、一番すごい時の雪さんは、何もかもを越えるから。


肌感覚で、ザワザワと異世界の空気が流れ込んでくるのを


舞台で何度か経験した私は、

どうしてもランディさんに雪さんのすごい世界を、

見せたかったんだけど。


森のイスキアでは、野踊りだったし。わが家の庭では、軽く踊ってもらっただけだったし、

三内丸山では、当日の天候に色々と振り回されて

照明が一瞬しか当たらなかったりで。

やはり、きちんとした会場で作り込んだ、本当の雪雄子の世界を見せることができずにいたから。



だから今回、照明と音響を担当してくれる曽我傑さんに出会えたことは、

本当に、雪さんにとっても、私にとっても、

大きいことだった。

曽我さんは、土方さんのいた60年代から舞踏の照明をやっている方で、

彼の作る灯りは、狂おしい。


ランディさんが宇都宮で語ってくれた、

「光がザザーン、ザザーンって、波のように打ち寄せてくる」

このリズムは、すごく微細で、言われないと気付かないくらい自然で。

胸が苦しくなるものだった。


そりゃあ、弘前でも、やりたくなるってものです。

私は、本当は、面倒くさがりなんです。

だけど、やらなきゃいけないことだけ、やることにしているんです。

青森市で開催したイベント「竹山にありがとう」の時も、あれをやらなかったら、

私には本当に見える世界と聞こえる音が、変わらないままだっただろうと

思います。


音は、やっぱり生きている人から出てくるから。

その人の生き様が見事に現れる。

西川洋子さんの三味線で、語りでなければ聞こえない音が

たくさんあったのを私は、知らなかった。


雪さんの踊りも、そういった種類のものだ。

この人には、こんなに世界が透明に、濃密に、見えているんだと、

わけのわからない涙が出る。


7月25日は、弘前のスペースデネガにどうぞ足を運んで見て下さい。

「ブログを見た」と言って下さったら、

前売り料金でチケット販売しますので。(笑)


山田スイッチの『言い得て妙』 仕事と育児の荒波に、お母さんはもうどうやって原稿を書いてるのかわからなくなってきました。。。

復活の会場へ、ぜひに。


雪雄子 舞踏ソロ「復活」再演のお知らせ


日時 2010年7月25日(日) 午後3時~

場所 弘前 SPACE DENEGA

料金 前売り 3000円 当日 3500円


前売り券販売

紀伊国屋書店弘前店 スペースデネガ 名曲喫茶ひまわり

カリ・マハラジャ うどん十兵衛


SPACE DENEGA

036-8013
青森県弘前市上瓦ケ町11-2
TEL 0172.32.1794
アクセス
・JR弘前駅より徒歩で約15分 ・青森空港より車で約40分
 

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