無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2010/03/07 カテゴリー: ブログ 生きることと死ぬことと。 はコメントを受け付けていません

金曜日に、師匠の保育園にチェキ!グラファーの

高村智子さんと一緒に園児のみんなを撮影しにいき、

本当に感動的なぐらいに園児のみんなにかまってもらって。

高村さんと一緒に「子供ってすごいなあ~!」と話して家に帰ってくると、ご近所の、大好きだったおばさんが

亡くなっていた。



心臓が弱かったから、いつかこうなるのはみんな

わかっていたんだけど。

いつも笑っていたおばさんだったから

いつも笑いながら「サトコさーん!」と、声をかけてくれていた

おばさんだったから、涙が止まらなかった。



おばさんの身体は魂が抜けてしまっていて、

仏壇の前で今まで見たことのない普通の顔をして、

眠っていたのだけど。

魂はいつもの笑顔のまま、そこら中を飛んでいるのだと

思う。



3月に入るとよく人が死ぬ。

よしもとばななさんが、いつかエッセイで「春の勢いに負けてしまったのだ」と書かれていたが、



一斉に、全てが芽吹き出すこの季節に亡くなる人は、

暖かな季節に誘われて、いってしまうのだと思う。



おばさんはいつも笑顔だったから、

私の中にあるおばさんのイメージはずっと笑顔のままだ。
素粒子に還ってもおばさんはきっと笑顔のままだ。

亡くなってしまってから、

おばさんの偉大さが

よくわかるようになってしまった