無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2011/07/22 カテゴリー: 書評のようなもの。 タグ: ナルマアジランディ田口読了 田口ランディさんの「マアジナル」読了! はコメントを受け付けていません
マアジナル/田口 ランディ
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子供たちを早めに寝せて、徹夜して最後を一気に読み終えた。

ランディさんの新刊「マアジナル」。


この本はランディさんそのものだ。


ランディさんに会うと、本当にこの人そのものが小説だと思う。


頭の中、身体の中に物語が蓄積され、溢れんばかりの人。


お話を聞いていると脳みその中があっちこっちに


引っ張られたり潜ったりする。量子論、縄文、科学、宗教、産土小屋、海、UFO・・・・


ランディさんの処女単行本の「コンセント」を読んだ時は頭の中身をむんずと


掴まれて上に飛翔するようなイメージがあったが、


今回の小説ではカッキーン!!と。


白球をバットで飛ばすように、打ち飛ばしている。


もう、意識は飛んでいくから大変だ。


それに今回、出てくる人物のこの先が気になってしょうがない。


直樹はどうなるのか、陽一はどうなっちゃうのか。


統合失調症の将太が最後はかっこうよくてかっこうよくて。


UFOの呼び方まで覚えてしまった・・・・。


これは、まぎれもなくランディさんだ。


ものすごく濃い森の中にいるみたい。


頭の中がお祭り状態。


昨日の晩は台風が空気中の塵をすべて吹き飛ばしたのか、


すごく星がきれいだった。


今朝の透き通った空の色と雲の形。


小説を読み終わった後は、何か特別な気分になる。


ランディさんは新しいステージに立ったと思う。


ランディ・ファンはきっと、これが来るのを待っていたんだ!