- はいどうもー、子供がムクムク大きくなってるスイッチ母さんです。
師匠が最近、優しいです…。
ものを喋るようになったにつれて、親をいたわってくれるようになりました…。うおおおお。な、何で……!?
師匠「いいこ、いいこ。」
そう言いながらちっちゃい手で親の頭を撫でるんですよ。
師匠!?
なんか、泣けてきた…。子供にされるいいこいいこ、半端ねえ…。
ヤンキーの総統だって明日から釘工場で働き出しちゃうよ。
そんな癒され加減ですよ。
育児の……荒波を、超えました!!
一歳六ヶ月にしてようやくゴールが見えたのですが、
私の見る限り師匠より一つ年上の坊ちゃんがいつも奇声を発しているので今のゴールは本当のゴールじゃないんでしょうね。
今に、「奇声を発する地獄」が待っているのでしょうね…。
まあ、それはその時になったら対処するとしてアレだ。
今月は出版ラッシュが続きましたね。
私の好きな作家さんばかりがどしどし本を出してくれて
「ふおおおお…!」と叫んでました。
スイッチの好きな女性作家四天王……。まあ、風・火・水・土で例えるならば、風は田口ランディさんで、火が金原ひとみさん。水が西原理恵子さんで、土がよしもとばななさんなんですね。
(何も風・火・水・土て例えんでもいいんじゃないか…。)
売れてる人ばっかりじゃん!と突っ込む事なかれ。売れてる本には売れてるなりに理由があるのですよ。まあとりあえず、好きな作家ベスト4
まずは風!!
- 田口 ランディ
- 寄る辺なき時代の希望―人は死ぬのになぜ生きるのか
ランディさんの本を読んでいると風に巻き上げられて上空50メートルを飛翔しているような感覚に陥ることがあります。
頭が巻き込まれていく感じ。きっとそれは文体のせいだと思う。
巻き込まれてたどり着いた先に新しい世界が拡がっている。
私は、ランディさんの本を読むまで神社に何の関心も寄せてなかったし、言霊の意味もわからなかったし、神様もいなかった。
なのに、言葉でその世界を表現された途端に私の世界で言葉は意味をもって動き出したし、神様の気配を感じるようになったし、神社がなんか、好きになった。
今まで知らなかった世界を知った途端に、私の世界は色を変えていくのが分かった。あまりにも面白い体験で、ただ単に本を読んだだけなのに、世界が変わってしまうのだ。
なんでかというと、ランディさんは常に物事に接するとき、「わからない」というスタンスでものを書き始めるから、本当にわからない状態から向かうと新しい扉が開かざるを得なくなるのではないかと思う。
わかったつもりで行くと、これ以上の新しい答えは出てこない。
そんなランディさんが選んだ次のステージが、痴呆であり、水俣であり、べてるの家であり、アイヌであったり縄文だったりするのだと思う。そこには新しすぎる答えがある。
そして、次は火!
- 金原 ひとみ
- AMEBIC
金原ひとみさんの「アッシュベイビー」という小説を妊娠中に読んでいたのですが、この人は本当に天才だと思う。
読んでるうちに身体が焼かれるみたいだ。身体の中に炎を燃やしながらギリギリのところで書いてる気がしてくる。
そして言葉が降り注いでくる。
実をいうとまだ「AMEBIC」を読んでいない。本棚にある。だけどこのタイトルと「さあ私の太陽神よ舞い上がれ 安宿に泊まる私を照らせ」だけで充分じゃないかと思う。
それで、水!!
- 西原 理恵子
- いけちゃんとぼく
西原さんの本は、「ぼくんち」を紹介したいのだけど、新刊も。いつも最後は号泣してしまう。
頭の中を海に飲み込まれて、波に押し寄せられてザザンザザンと洗われていく感じ。
読んだ後に何もかも失って、新しく旅立つような
そんな心境に立つ。
一番最初に読んだのは「ゆんぼくん」。友達に勧められて、読んで、もう何もいらないと思った。
そしてラストは、土!!
月影先生も風火水土を演じろと言いました。マヤと亜弓さんは紅天女になるために風火水土を演じます。
さて、トリを飾るのはこのかた!
- よしもと ばなな
- ひとかげ
ばななさんは、私の相方に勧められて読みました。
はじめて読んだのが「ハチ公の最後の恋人」すごく良かった。
とても大切なものを、土のように静かに、冷静に、育むように
書く人だと思います。土の匂いを嗅ぐような、本当のことに向かってだんだんと土に潜るような…そんな印象があります。
関係ないですけどばななさんの本の表紙を描いている原マスミさんは
ミュージシャンで、高校の頃よくCDを聴いていました。
「身体が 心のように自由に 動けば どこへでも いけるよ」
という不思議な声と歌詞を覚えています。
以上!次は男性お笑いエッセイスト四天王の発表をしたいと思ってます。
掟ポルシェさーーーーーーーーーん!!