無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2009/01/30 カテゴリー: ケンさんという人。 タグ: 前世 私の前世 はコメントを受け付けていません

昨日の晩、ケンさんに

「お前の前世は雷に打たれて死んだ毛虫だったんだ?」

と言われました。
何故にこういうことを唐突に言うのかわからないのですが…。

「じゃ、じゃあケンさんは?」

するとケンさん。

「その時一緒に雷に打たれて燃えた、葉っぱだ。
おめに巻き込まれて死んだのか、わ(俺)がおめ(お前)を
巻き込んで死んだかは、わからねばっての。」

と言われました。

ケンさんは私に、「食われる~」と思っていたところに
雷が落ちて死んだそうです。

一体、何故こんな話に……。

昨晩はケンさんの本棚にある「六三四の剣」の最終巻を読んで、号泣。
最後の六三四と修羅の剣道の試合で、
首から血を流しながら闘う六三四と、相手が首から血を流しているのを
知ってて、喉元に突きを打ち込む修羅の姿に、

「なんで、インターハイの試合に命まで賭けるの、この人達は!」
と涙目で訴えたところ、
ケンさんに諭されました。

命が大事って考えているヤツっきゃ、こうさ(こんな風に)はなれねんだ?
これんど(こいつら)は、試合が大事で命はオマケなんだ?
六三四は修羅と闘うまでに三年間、一度も試合さは出てねんず。
修羅と闘うためにずっと山籠もりとかしていたんだはんで。
これんどにとっては相手との試合の方が、命より大事なんだねん!」

という、「六三四の剣」究極の思想まで導いてくれたのでした……。
一巻から読み直そうとしたら、朝から第一巻の「修羅の剣」を読んで号泣……。
「鬼や!国彦さんはほんまもんの鬼やわ!」

かの有名な台詞も出てきて、
身震いしてしまいました。

関係ないですけど、夜10時まで寝ない悪い子・師匠が、
最近恐いドラマ(「必殺!仕事人」のオープニングに鬼の人形が出る)が9時に入るおかげで
早く寝てくれるようになりました。

それで、昨日も何故か「鬼のテレビはいるから9時に寝る!」と言うので、
はて? 今日は「仕事人」、入ってたかな?
と思いつつテレビ欄を見たら、
それは橋田壽賀子御大の「渡る世間は鬼ばかり」だったのでした。

おしまい。

六三四の剣 (6) (少年サンデーコミックス〈ワイド版〉)/村上 もとか

¥693
Amazon.co.jp