無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2009/07/21 カテゴリー: ブログ。 タグ: えんぴつ 色えんぴつ はコメントを受け付けていません

田口ランディさんのブログで、湯河原町で立ち上がった
発達障害研究会 色えんぴつの存在を知る。
当事者研究という名の、発達障害の子供を持つお母さんの発表が圧巻だった。
なんていうか、読んでいて本当に、うちの子育てとほぼ同じで
涙が出てきた。

うちの子供は真っ直ぐなんて歩きませんよ。
角にぶつかりながら歩きますよ。
目を離すと危ない方向に走り出しますよ。
ご飯とか真面目に食べてくれませんよ。
どうにかして食わそうと必死ですよ。
だからすごく、甘やかして育てているように見えますよ。

こういうのは、いつも地元紙の陸奥新報に育児日記として書いているから
滅多にブログに書く機会はないんだけども、本っっ当にすごい、バカなんですよ。師匠は、
ごはんを食べさせるのに一体、何年苦労させるつもりだ……と。
時折、思い悩みます。
だけど、このページを読んでいたらね、「ああ、うちだけじゃないんだ!!」って。
本当になんか、救われた気がしたのね。

ああ、うちだけがバカなんじゃないんだ……って。
バカなんて言ったらひどいと思われるかもしれないけど、
人は、理解できないものを「バカ」と呼びたがるじゃないですか。
だから、理解できたらそれはバカじゃないんです。
恐らくは個性なんです。

最近、自分の小さかった頃と師匠を比較してしまうと、
「私の育て方が悪かったのか……?」と
思い悩むことも多かったのですが。
師匠と私は、違う人間なんだものね。

できることなら、力で言うことを聞かせるんじゃなくて、
少しずつでいいから、わかり合って育てたい。

わかる速度が、遅いか早いかの違いなんだものね。
焦ると時折、キレそうになるのは私の方だ。
ケンさんは決してキレない。師匠をよく見ている。
だけど軍手で折り紙の鶴を折るという話を聞いて、
焦ってる自分が、見えてきた。
今まで、焦って、怒ったりしてごめんね、師匠。

子供を育てるって、一番気長で、大切な作業だと思うんですよ。
そして一番、業が深い。

ランディさんの『クレンズの魔法』は、
私たちお母さんの、心の拠り所になると思う。

お母さんだって、昔は娘だったんだもの。
生きてる限り、私たちは許しを得たいのです。
許してくれる母が、欲しいのです。

そうするために、まず何をしよう?
まずは自分の子供の、そのままを愛そう……。
そのままの生き様を愛すれば、
私の子供は、ピカピカと。輝いてくれるはずだから。

クレンズの魔法―母たちが娘に伝えてきた秘伝の幸福書/田口 ランディ

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あなたがどんな生き方を選ぼうと、
母はあなたを愛しています。
信じています。

もしあなたが失敗をし、
挫折しても、時には道に迷って人から蔑まれるようなことがあっても、
母はあなたを信じています。

なぜなら、私だけがあなたの生命の輝きを知っているからです。
あなたがどんなに懸命にこの世に生まれてきたか、
生きようとしたかを、私は知っているからです。

娘たちよ、あなたは素晴らしい、光の子でした。

海竜社 『クレンズの魔法』 より