無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2006/11/21 カテゴリー: 子育て。 タグ: 子ども評価 評価と子ども はコメントを受け付けていません


赤ちゃんを~
育てていると
世の中は~

思い通りに
けしてならない。

<山田スイッチ、辞世の句。>

そんなわけで、赤子の言う通りに暮らしてみようかと
思って二分でダウンしそうな
スイッチ母さんです。
赤ちゃんてならない。すごい、ならない。
思い通りにならない。

九時に子どもを寝せて、
十時に私だけ起きて仕事しよっかな♪
なんて願いも、
普通に叶いませんね!

九時から十時の一時間くらいは普通に耐えます。
ええ、耐えて見せますよ。
しかし、
九時に寝せた子どもが「おっぱいおっぱい」って
十一時までぐずって、おっぱい離すとすぐ目が覚めて
深夜一時になってもなお、離れられずに朝を迎えるとは……
誰も思うまい……。

そーこーでー、
子どもが寝ないので寝顔でも見て、
「可愛いなあ~♪」
なんて愛でて十分で焦燥感に見舞われて、
本棚を見つめていたときに何かしら、
ハタと気付いたのでした。

自分の思い通りというものは、
まさしく、「自分の」だよなって。
しかし、私が私の思い通りにならないともがいている時に、
誰かは、誰かの思い通りになってて大変に
喜ばしいと感じているのでは……?

まあ、その誰かって師匠のことだけど。
ということは、
誰かの思い通りに生きると、
自分の思い通りにならなさから解放されるのでは?
自分があるから、自分に苦しむ。
ならば、自分でなくなってしまえば…?
そもそも
人は評価されることを、非常に気にする動物だ。

評価というものは一番最初に
母親から受けるものだ。
「お上手」と誉めてもらうために子どもはがんばる。
だけどある程度育つと母親みたいに「上手上手」と
なかなか誉めてくれる人はいなくなる。
だから、誉められないと人は不安になる。
だが、赤ちゃんというものは一体何だ!?

人の睡眠妨げて、
絶対評価されないというのに「おっぱいおっぱい」ねだりやがる。
「抱っこ抱っこ」とねだって甘えてああ気持ちがいい。
これって、羨ましくねえ!?
すごく、気持ちよさそうでねえ!?
評価もされないのに!!

評価無視。
そして、自分の希望押し通し!!
これが、叶えられる現場ってすごく稀少だと思う。
そして、今赤ちゃんである師匠に対してしか、
できないことなんだろうなとも思う。
そんで、
「子育てハッピーアドバイス」
によれば、
この時期(0~3歳まで)に充分甘えた子どもは
精神的にも安定し大人になっても
健康な心で生きていくことができるというではないか!

評価しない姿勢って、大事じゃないか?
ひょっとして。
だとすれば私も、評価を受けなくても平気のへの字のはずだ。
評価をする人間がいるからされる人間は振り回されるのだ。
マーケティングリサーチは大事だけども
生きること自体には、
マーケティングは必要ない。
残りの人生は全然短くない。
何十年も使える。
何十年も使って、
叶えたいことを叶えたいなあなんて
思ったりしたのでした。



明橋 大二, 太田 知子
子育てハッピーアドバイス