土曜日、今日は午後からお習字でもしようか～と思っていたところに
友人のU子から電話。
「うちの部屋の『気』が、急におかしくなったみたいだから
すぐ観に来て！！」
って……。私が行ったところで何も見えまへんがな！！
しかし、よくわからないが切羽詰まった様子だったので
とりあえずその、気の悪くなったとかいう部屋を訪れることに。
U子の家は、一戸ずつ建てられた2DKの二階建て。外から見ると小さい家状態で、
隣との騒音を気にすることなく
暮らせる珍しいアパートだ。
一階を通って、相変わらず陽当たりもいいし、植物もすくすく育っている
良い部屋を過ぎて二階に行くと……、
何故だか部屋に入った途端に、頭痛が……。
何？ 何なの？ まさか本当にこれが、気が悪いという現象なの!?
そう思ってとりあえず原因は何なのかと探ってみると、
友人が普通に振る舞っているのに、どう考えても異常な事態に気がついた。
「あのさ、鳥の数、多すぎねえ……？一体、何羽いるの、ここ。」
友人はインコを増やすのがとてもうまい、インコのブリーダー的な人間である。
「ええと、14羽？」
「14羽ぁ!?」
その14羽の鳥が黙ることなくピーチクパーチク喋っているのである。
うるさいにもほどがあるは！！
「U子さん、頭痛の原因は、鳥です。すっごくうるさくて頭痛い。」
するとU子さん。
「んだの（そうなの）!? あー、そういえば。鳥が寒がるといけないからって、
全然換気してないわ、この部屋。」
「って、それだよこの原因は！！」
インコ14羽が奏でるハーモニーは、もはや騒音……。
何故、この五月蠅さに気づかないんだ、この人は。
そう思ったらU子さんが言った。
「一番頭に来てたのは夏ぐらいでさあ、あいつら、日が昇れば騒ぐっきゃ。
それで同じ部屋で寝ているから、うるさくてさあ。だけど、
私気づいたのよ。この子達は、鳴くのが仕事なんだなあって。
私がこうしてあんたとお喋りしていて『うるさい』って言われたら、嫌だよな～って。
だからもう、私言ったよ。『お母さんが悪かった』って。」
「そ……、そこまで悟っちゃったわけ!? そんな、育児ででも悟りきれないことを
こんなクソうるさい状況下で!?」
インコを愛するがあまりに、全ての悪い出来事を「気」のせいにしてしまう
U子……。
この後、「愛宕山神社に参拝に行くと気分がスッキリする」と言われて
岩木山に連れて行かれ、神社を二軒はしごしたのだが……。
「確かに神社は気持ちがいいけど、原因は鳥だからね……！！
鳥、なんとかしなさいよ。」
「うん。さすがに多いと思っていたんだよね。」
そんなU子の大事に育てたインコを、
飼いたい方（今回は、私の連絡先を知る知り合いに限らせていただきます。）は、
スイッチまでご連絡ください……。
つがいで、鳥カゴにエサまで付けてお届けします。
ちなみに、うちには既にU子宅から預かった鳥がおります。
インコ、一羽二羽なら可愛いものです。
（限度を超えなきゃね……！！）
※ 愛宕山神社 参拝ポイント
岩木町にある愛宕山神社。入り口にはお寺があり、お寺の横にある階段を
ずーっと上に登っていくと、樹齢2～300年の杉の木を通り過ぎて
小さな神社にたどり着きます。ここの神社が案外、いい。
岩木山神社はちょっとセレブな感じがしてオイラには合わね～って感じの人には
お勧めです。ちなみに、私の県内イチオシ神社は猿賀神社。
行くと気持ちいいのです。