無意味せんげん - 山田スイッチ –
山田スイッチは、一切意味を求めません。ちなみに7歳男子と3歳男子を田舎で子育て日記。
2014/10/26 カテゴリー: <連載> エコハンター。 タグ: エコハンター感染母子虫歯 エコハンター第144回「虫歯の母子感染を減らす?」 はコメントを受け付けていません

エコハンター第144回「虫歯の母子感染を減らす?」

先日、フィンランドへ旅行した友人がわが家のテーブルにあるキシリトール入りのガムを見て、「フィンランド人は本当に食後、ガムを食べるんですよ。虫歯予防で。あれって、国策ともいえるんじゃないでしょうか?」と言いました。
 
「ええっ、なんで?」
「だって、無糖のキシリトールガムを食べれば虫歯が減るんでしょう? ということは、歯医者さん分の医療費負担が減るってことじゃないですか!」
「まあ、確かに虫歯に限らずとも、患者が減れば医療費の財政負担は減るよね」
「フィンランド人のおじいちゃんおばあちゃんって、20本くらい歯が残っているんですよ。」
「ええ〜! 日本人のおじいちゃんおばあちゃんは、ほとんど入れ歯だよ〜?」
「なんでも、妊娠してから母親がキシリトールガムを徹底的に噛むようにするから、虫歯の母子感染が少ないんだそうです!」
 
近年、日本でも生まれたての赤ちゃんの口腔内にミュータンス菌が存在しないことから、虫歯はミュータンス菌が感染することによって感染する感染病だと知られ、感染防止のために「子どもと同じ箸を使わない」とか、「子どもにキスをしない」なんていう方法が育児書で紹介されたりしていたのです。
 
私はこの方策を聞くたびに、「そんなのやってられっか!」と腹立たしく思っていたのです。
こんな可愛い子どもにキスしないなんて、できるわけがないだろう! と。
それならむしろ、虫歯になる人生を選ぶ! そう思っていたのですが。
なんと、子どもの一番近くにいる母親の虫歯対策をするという方法があったのです! 盲点でしたよね……。
 
キシリトールガムは、3ヶ月間摂取し続けることによって、お口の中の9割のミュータンス菌が虫歯になりにくいミュータンス菌に変わるそうです。
水飴や砂糖が入っているガムは逆に虫歯になりやすいので、原材料をよく見て、無糖のものを選んで下さい。
また、虫歯予防には歯みがきと唾液の分泌を促すことが大事なので、歯みがきも忘れずに、キシリトールガムは5〜10分くらい噛むことをお勧めします!(歯科医師さんによっては20分噛むことを勧める場合もあります)
 
 
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