エコハンター第155回「Wパワーバケツ加湿器」
先日ご紹介した「電気代0円加湿器」のパワーを上げる方法を考えました。
電気代0円加湿器は、バケツに水を張って、そのバケツに棒を渡し、濡らしたタオルを裾が水に浸かるように干してできる装置です。
タオルが水を吸い上げてそれが蒸散されるというものですが、部屋の広さが6畳ではなく12畳だった場合、タオルを2倍にしたら加湿も2倍になるのではないかと思い、棒とタオルを倍にしてみたところ、翌朝のバケツの水が大幅に減りました!
前回ご紹介した棒は菜箸で、木製でしたので濡れたままにするとカビが生えるかもしれないことに気づきました。
(カビの胞子は空気中を浮遊しているのです。)
改善点として、プラスチックのハンガーにタオルを掛けてみました。
この加湿器のいいところは、故障の心配がないところです。
あと、水を変え、タオルを洗濯することで、雑菌やカビの繁殖を防ぐことができます。
加湿器には水を熱して水蒸気を出すスチーム式と、超音波で水を細かな粒子にして撒く超音波式、フィルターに水を含ませて風を当てるタイプの気化式の三種類があります。
スチーム式は沸騰させて湯気を出すものなので、衛生面では非常に優秀ですが、お子さんのいる家では誤って蒸気でやけどしないかが心配です。
あと、加湿し過ぎによる結露などのマイナス面もありあます。
超音波式の注意点は、きちんと加湿器の掃除をしないとスチーム式のように熱で殺菌できないので、水の中で雑菌が繁殖する可能性が高いことです。
気化式はやけどや雑菌の問題はほとんどないのですが、フィルターにミネラル分が付着して白い結晶になって詰まるので、フィルターの掃除が必要です。
ここまでして何故人は加湿するのかというと、やはり、風邪を引いて不調を起こすよりは、加湿に時間をかけた方がいいからなんですね。
エコハンターの家では昼はストーブの上にヤカンを置いて、夜はバケツ加湿器を使っています。
湿度が上がるとお部屋が暖かく感じられますし、お肌も潤うのでお勧めなのです。
※※※この画像(記事は)は、陸奥新報社提供です。無断転載はできません。※※※